こんばんは、祈祷師の孫 ひろのりです。
今回は、静岡県熱海市にある來宮神社(きのみやじんじゃ)を紹介します。
「來」という字が珍しいですね。
「来」ではないのですよ。
また、この神社はパワースポットとしても名高く、チェックするポイントも多かったです。
では、順番に見ていきましょう。
神社境内の様子
一の鳥居
鳥居が竹に覆われていますね。
うん、やはり竹藪って感じ。
拝殿
できれば誰もいないタイミングを狙いたかったですが…
1番少ないタイミングで妥協しました。^^;
大楠への小径

拝殿の横から境内の奥に通じる小径。
やはり竹藪だ。
他の木は少ないように思いました。
大楠
日本最高齢の楠で、樹齢2000年以上、太さ約24m、高さ26m以上
夜は、木霊をイメージしたライトアップがあるらしいですよ(^^)
ちなみに…
- 願い事を成就したいなら、願い事を思いながら大楠の周りを1周する。
- また、1周するごとに寿命が1年伸びる。
など、言い伝えがあります。
静かといえば…
偶然かもしれないけど、この大楠には鳥が一羽も停まってなかったな。
鳥も畏れ多い感じなんだろうか?
來宮神社の工夫
この來宮神社は、また訪れたくなるような集客を考えた仕掛けがいくつかあります。
ハートに模られた落ち葉
縁結びの御利益になぞらえているのですが、葉がピンクっぽいものを集めてある気がします。
凝ってますねー(^O^)
集めるのも大変そうだね。
縁結びの枠(写メ用)
こういう額は、あるところにはありますね。
他でも見たことはありますが、写メで思い出を残すにはちょうどいい。
ちなみにスマホやタブレットを固定する台があって、タイマーで自撮りしやすいようになっていました。
ちなみにこんな感じの台
境内の写真スポットと思われる箇所には設置されていましたね。
休憩スペースのドーム
なんかのイベントかと思いましたが、どうも常設されている様ですよ
(^。^)
モダンな造りの建物
3000年ほど前、大己貴命が国を治めるために、西(今の島根県)よりこの地方にやってきた時に、
温泉や気候、物資の豊富さを気に入り、居を構えたのが始まりです。
つまり、大己貴命の家の跡というわけです。
その後、日本尊命(やまとたけるのみこと)と五十猛命(いそたけるのみこと)を合祀して現在に至っています。
…と、境内の案内板に書いてある。
五十猛命に関しては、1300年前に神像が漁夫の網で引き上げられた時に、村人が次のような託宣を受けました。
「此の地に波の音の聞こへない七体の楠の洞があるからそこへ私をまつれ、しからば村人は勿論当地へ入り来る者も守護する」
そして該当する場所を探し当てたところ、來宮神社に祀られたそうです。
担ぐ人は海に入り、御鳳輦は海の上を進む感じになります。
所感
御祭神の順番から大己貴命が主祭神のように思っていましたが、神社の雰囲気や工夫、大楠などを見ていると五十猛命がメインに感じました。
來宮は、木の宮?
五十猛命は、木の神様です。
和歌山県を紀伊国(きいのくに)なんて言いますが、語源は木の国。
五十猛命が木の種を蒔いたから、紀伊半島には木が茂っているといいます。
そう考えると大楠の存在感にも納得がいきます。
それに昔は、木宮神社と書いたそうです。
もちろん、この大楠を自然信仰の対象としたからです。
來宮は、来の宮?
字のまんまですね^^;
神社内のカフェですが、最初は、観光誘致に協力して境内に作っているのかと思いました。
もちろん、そうした町興し要素はゼロではないでしょう。
しかし、私はそれ以上に、五十猛命の神像が引き上げられた時に五十猛命が村人に伝えた
「村人は勿論当地へ入り来る者も守護する」という託宣が気になります。
村人以外の入り来る者って、旅行者ですよね?
旅行者がまた来たくなるような工夫は、五十猛命の御利益に適っている気がしますよね
(^^)
ね?五十猛命が目立っているでしょ?(^^)
來宮神社データ
所在地
静岡県熱海市西山町43-1
- JR来宮駅から徒歩約5分
- JR熱海駅から徒歩約18分
御祭神
- 大己貴命(おおなむちのみこと)
- 日本尊命(やまとたけるのみこと)
- 五十猛命(いそたけるのみこと)
ご利益
- 営業繁盛
- 身体強健の神
- 武勇と決断の神
- 樹木と自然保護の神
- この地の村人とt旅人の守護