―――TOUYAがあの心理の力を持ち早5年・・・変化は起こりませんね・・―――
「フッ・・もうそろそろ開放しても良いんじゃないんですか?―――様・・」
―――いいえまだ開放はしません・・・奴らがこの世から消えるまでは・・・――――
「や・・奴らって・・、まさか!?」
――鬼です・・・人々を襲う・・・―――
「お・・鬼か・・・、コレは難しい難題がTOUYAにまってるんですね・・」
―――TOUYAなら絶対倒してくれると信じてます。きっと・・・・―――
「へッ・・・そうでしょうかねぇ・・・・」
ピリリ・・ピリリ・・ピリリ・・
朝方に僕の愛用の携帯電話が大きな音を立てて事務所内に響き渡った。
「・・・・・はいもしもし、心理鑑定事務所です」
『あ・・あの、心理鑑定師のTOUYAさんですか?』
弱々しい男の声が電話の向こうから聞こえた。
「ええ、私が心理鑑定師のTOUYAですが・・、心理についてのご依頼ですか?」
『はい、そうです。実は俺の弟についての心理が知りたいんです・・・』
「あなたの弟さんですか、でどうしてです?」
『実は・・俺の弟はこの前無残な事故に合い、植物状態になってしまったんです・・
で・・最近夜になるとよく唸るんです・・・何かにのっとられた感じに・・・だから兄が何が言いたいのかが知りたいんです』
「な・・何かにのっとられた!?・・そうですか・・もっと詳しく教えてください・・」
その後僕は弟さんのお話しを詳しく聞いた。
依頼者のお兄さんの話しだと、弟さんは全くの植物状態なのになぜか夜にだけうなったり
変な呪文みたいな言葉を発するらしい・・・、医者にも調べてもらったが不明だと言う・・・。
数日後、僕は依頼者のお兄さんと一緒に弟さんが入院している病院へ訪ねてみた。
「すいません・・いきなり頼んじゃって・・」
「いいえ・・僕の仕事ですから・・」
いろいろ会話している内に部屋に到着。
そしてお兄さんが部屋のドアを開いた瞬間・・・・・。
1人の女性がヘアの窓の向こう側に静かに立っていた。
「あ、心理鑑定師さんこちらは弟の娘さんですよ・・」
「そうですか・・」
弟さんの娘さんは僕に気付きあいさつをしに来た。
「心理鑑定師さんですよね?私 河野 華蓮と申します・・新聞記者なんです」
彼女の手には1台のカメラ・・、僕はこういうメディアは苦手だ・・・。
「へーそうなんだ・・で君のお父さんの容態は??」
「あーウチ父はまだこの状態です・・・・」
包帯で巻かれている胴体、安らかに寝ている。
「兄の植物状態はもう2、3年たっているんですよ・・・」
「2、3年ですか・・・ちょっと心理を見てみます・・」
そお言い僕はベットに寝ている弟さんの顔に開いた手を持っていき、軽く目を閉じた。
――――た・・助けてくれ・・お・・鬼が・・迫って来る・・・―――
!?
―――〔フッフッフ・・・この体は今俺が支配してる・・誰も助けにはこないぞ・・フフフ・・ハハハ!!!〕――――
こ・・これはなんだ!?まさか!?
僕はすぐに目を開けて冷や冷やとしている。
「ど・・どうでしたか?弟の心理は??」
「あ・・あまり言いにくいくいんですが・・・弟さんの心理には鬼が眠ってます・・」
部屋の空気がけわしくなっていた・・。