続き。

今回、残念だったのは全然写真が撮れなかったこと。
本当に、いつもの1/10くらいしかない。
けど、いくつか載せますね。
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女性陣。
今回はたった3人。
でも、年齢近いし、共演経験あるし、バランスよく和やかなメンバーでした。
役的には、グイグイ系な女性たち。
セクシーなことをほのめかすのは、いつも女性の役割でしたね笑
本人たちはそんなことないですよ!
みんな、とっても、慎ましやか、でした!

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家族写真。
小林家のお父さんは、日替わりゲストだったので毎公演違う方が演じてました。
どの方もとても面白かったんですが、私的に「この人がお父さんだったらいいなぁ」のベストお父さんはうさみさんです!
出で立ちが、ボイラー技師感ハンパなくない!?
お母さんにグイグイ迫られて結婚まで至ったんだろうなぁ…と想像できる感じが微笑ましかったです。

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千秋楽後のイベント直前の私たち。
楠見藍子ちゃんと、山口智大くん。
藍子ちゃんと二人で写真撮ってたら智大がフレームインしてきたので入れてあげました。
藍子ちゃんからは、何もなくても「奈々ちゃん可愛い」と愛を注がれている私。
智大からは「市来家の養子になりたい」と言われている私。
モテモテです笑
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田邉さん、ツーショット使ってすみません。
最後に、右側に写っている宮澤さんについてお話しさせてください。

宮澤さんとはこの舞台が初めまして。
前回のオーシャンからの続投なのですが、初演を観ていないので、どんな人なのかわからず少しずつ距離を詰めて。
稽古場では、とても優しく面白い大先輩。
劇場では、楽屋が狭いので女性陣と宮澤さんだけが鏡前を使わせてもらいながらの楽屋仲間。
小屋入りしてからたくさんお話しできました。
同じ楽屋でこんなにも大先輩の方とご一緒する機会がなかったので、どんな話をしたら…と思ったのですが、そんな心配は杞憂でしたね。
私たちのくだらない話にもお付き合いくださり、逆にいろんなことを教えてもらったり。
そんな中での仰天エピソード。

ある時、宮澤さんの昔の話になったんです。
以前、民話芸術座という劇団に所属していた宮澤さん。
日本全国の小・中学校で演劇を上演する活動をされていたそうです。
「そういうのうちにもきた!」
「うちも!」
「○○見た気がする〜」
「うちは〜…」
と話に花が咲いた時。
私は昔を思い出し、
「確か、中二の時はヴェニスの商人、中三で火の鳥を見ましたよ〜」
と言ったら…(以下、会話)

宮「火の鳥って言ったら、うちかもしれないな」
井「え?」
宮「手塚先生の作品は許可を取るのが大変だから、学校回ってる劇団ではうちの可能性が高いな。どんな話だった?」
井「さすがに18年前だから、内容までは…あ、でも私ーー」
宮「羽衣(はごろも)編じゃなかったか?」
井「あ、確かそうだった気がする!あれ、じゃあ本当に宮澤さん、うちの中学に来たんですか!?」
宮「たぶんそうだと思う」
井「あの、私、その時一緒に舞台に立ったんですよ!学年で一人だけ出られるっていう決まりで、その時から声優になりたくて、でもちゃんと演技したことなかったから、どうしても出たくて!その時が初舞台なんですよ!」
宮「じゃあずいぶん昔に共演してたんだな!」

……と。
信じられない。
誰かが宮澤さんの昔の話をし始めなければ、わからなかったエピソード。
まさか、そんな前に一緒に舞台に立たせてもらってたなんて……。
100%の確証はないんです。
証拠がないから。
でも、端折った部分の話も総合すると、99%そうなんです。
まさか、15歳の私が33歳になった時、あの日お会いした役者さんと共演する日が来ようとは……奇跡としか言いようがないですよね。
また別の現場、別の舞台でご一緒できる日は来るでしょうか?
もしそんな日が来たら、この奇跡の再会に感謝しつつ、もっと宮澤さんとたくさんお芝居がしたいなと思いました。


オーシャンの話はここまで。
一年の最後にとても素敵な作品に関わらせていただきました。
共演者の皆さん、スタッフの皆さん、そして観に来てくださった皆さん。
本当にありがとうございました。
とても優しくあたたかい時間を過ごせました。
またいつかオーシャン望海が再演する時には、客席で楽しみたいです。
客観的に、この大好きなお話を観てみたい。
そんな日が来たら……また語り合いましょうね。