さて、感想の続きです。

{9EBDB1A5-A935-4DBD-8A8A-3F4CADF80BBB:01}

「若い子好きのエロ親父」こと、セルリア王役の水谷あつしさん。
私のお父さんです。
ふたりして、クルクルの金髪。
いかにも王と姫って感じでしょ?

あつしさんは、悩んだり考えたりして黙ってしまう私に「井ノ上どうした、大丈夫か」とよく声をかけてくださいました。
お酒を飲んでみんなで盛り上がっているように見えても、ちゃんと意識を配ってみんなを見ているんですよね。
優しい先輩です。

実は、アーズよりも王様と絡みの多かった私。
4章と6章、台本には無いやり取りをいくつかしていますが、だいたいがあつしさん発信で出来上がったものです。
こんなのどう?と言われるたびに、「そうか、ここにはこんな仕草ややり取りを挟み込めるのか」と、とても勉強になりました。
エロ親父とワガママ姫で言い合いのシーンもあったりしましたが、好きなのはカレーを食べるシーン。
魔王カレーを食べた後に「これ、美味いな」「そうね、美味しい」みたいな会話をこっそりしています。
ご飯を食べてそんな会話が自然にできるところに一番親子っぽい空気を感じられるので、誰にも伝わってないかもしれないけど、大好きなんですよね。

ちなみに、後半から日替わりになっていた、王様と姫の「お前マンガ読んでるだけだろうが!」「それが忙しいっつってんだよ!」のシーン。
最初の6公演はワンピース。
その後は、黒子のバスケ・炎の蜃気楼・こち亀・ダイの大冒険・シンデレラ、でした。
実は他にも候補はあったのですが、笑えるネタにするのかサラッと流せるライトなネタにするのか、この作品のタイトルがお客さんに響くかどうか…。
みたいにプロデューサーさんと熟考した結果、こうなりました。
皆さんが見た回はどれでしたか?
セット裏で喋っているので、皆さんの表情は見えませんでしたが、楽しんでいただけてたら幸いです。

{AEB93157-357D-40A6-8816-5039B4C4156E:01}

お次は魔王ヴェルゴーン役の町田慎吾さん。
ご本人の写真じゃなくてごめんなさい。
これは、魔王と姫をつなぐ小道具です。
プロローグで魔王に囚われている姫。
でも、囚われているカットは一瞬なので、この子の出番も一瞬です。
この縄の先を、うまく町田さんの手に収めることが出来なくて、結構苦戦しました(笑)

町田さんの印象は、「優しい」。
もちろんみんな優しいんですけど、町田さんは纏っている空気感がずば抜けて優しい。
魔王メイクをすると、かなりおっかない顔つきになりますが、普段はとても穏やかな顔。
喋り方も穏やか。
だからこそ、役者さんってすごいなと思います。
ガラリと変わりますもの。

魔王様とのエピソードは…そうですね、私がやらかしたことでしょうか。
それまではずっと大丈夫だったのに、千秋楽、冒頭のシーン。
魔王が姫を後ろに放り投げる時に、体勢を崩してしまい、足を踏んづけてしまいました(>_<)
その瞬間、「ヤバイヤバイ、やってしまった」とヒヤヒヤしていたんですが、楽屋に戻った後に町田さんに謝ったら「僕は大丈夫。姫が転んじゃってないかなって心配したよ」って…………
あぁ、あなたは魔王ではなく、天使だったんですね!
なんて思ったりもしました(笑)


楽屋でセルフ囚われ。
{835BDEC1-8B2E-4CDB-B0BA-F960F44E047C:01}

{D4BE933D-7F7F-45E8-A63D-E2DED1E6513A:01}


Photo by 平田裕香
二枚目の地下牢に囚われてる感じがいいよね!
私より身長が低い裕香ちゃんが頑張って撮ってくれたよ。


次の感想更新は年明けかな。
年内最後のブログは、1年のまとめを書きます。
では、また。