※これは漬物屋限定で、現在では行われていませんし、昔の面白話として見て頂きたいです。

 

 

ウチの亡くなった祖父が良く私に話してくれていたんですが。

 

「悪い事したら桶に入れられて晩飯抜き」

 

ちょっと意味不明だったんですけど、私が生まれる前は当店でもめちゃくちゃ大きな木桶で漬物を作っていたそうです。

 

その木桶は大人の身長より高いので、桶には梯子がかかっていたと。

 

大人でも背伸びしてやっと手が淵に届く程度ですから、子供だとまさに絶壁です。

 

で、子供がいたずらしたり、言う事聞かなかったら桶にぶち込まれて晩ご飯終わるまでそこで反省、だったようです・・・

 

怖すぎますね・・・

 

 

 

 

今だったら虐待として扱われて、下手したら夕方のニュースになってるかも。

 

祖父は何度かぶち込まれたようで、割とトラウマになってたようです。

 

そりゃそうですよね、想像しただけでも怖いです。

 

 

もちろん、漬物の桶は子供を閉じ込める為に作られたわけじゃないので、日本昔話みたいなノリで見て頂けたらと思います。

 

それにしても、ほんとここ数十年で日本人の生活や考え方って、もう全く違ったモノになりましたね。

 

昔は良かった、とか言われますが、こんな仕打ちは良いとは思えませんし、こんな事したからって子供が言う事聞くようになるとは思えないし、なったとしても割と暴力で押さえつけてるような・・・・

 

とはいえ、昔の日本人の感性は驚嘆に値する部分があるので、そういった所は見習いたいですね。