20代の頃。ちょっとしたご縁で大阪府議会議員の先生と話す機会がありました。当時、自分の何世代か前から続く相続問題で困っていた事があったので相談してみました。その話の中でこんなことを言われました。

 

「人間にはな、やらなければならん人生の仕事というものがあるんや。それはお金を稼ぐための労働という意味ではなく自分の”使命”みたいなもんやな。これをやらんと他の何をしてもあかん。人生の仕事は自分の意思とは関係なく向こうからやってくる。やりたいことがあるならまずは自分に与えられた人生の仕事をかたずけることや。そうでないと他の何もうまくいかへんのやで」

 

恥ずかしながら当時の僕はこの意味がよくわかっていませんでした。でも最近になってその意味がわかるような気がします。これまでの経験を思い返すとこの言葉の通りなのかもしれません。

そしてその”使命”は終わらせればまた次がやってくる。人生の仕事というものはきっと生涯を通じて常に自分に与えられるのだと思います。本当にありがたいことです。