年末、私こと簗瀬は岐阜市にある「サラマンカホール」で行われた、
ピアニスト・中村天平さんのコンサートに行ってきました。
(画像はホールのサイトからお借りしています)
ホールもオーク(楢の木)を使ったこだわりの空間で、
中村さん自身も「日本で僕の大好きなホールです」と言われていました。
生のピアノの響きといったら・・
もう、なんということでしょう。
嵐のようにも
切ないようにも、
自在に音が生まれて
何処かへ消えていく
全力で空間と鍵盤に向き合う中村さんの手元と、
それに応えようとするピアノから、
むき出しの音がはじけるように飛んできて、
第4チャクラ(胸)に沁みました。
音の波に打たれながら
「ああ、むき出しでいいんだ。
それってとても美しいことなんだ」
と・・・
最後は涙のスタンディングオベーション。
中村さんご自身は中学生のときの阪神淡路大震災で家が全壊し
不良時代を経て、音楽の道に進んだという異色のピアニストです。
そんな中村天平さんが、動画の収益を能登半島地震に
全額寄付されるとか。
美しく沁みてくるピアノの響きに耳をすませてみてください。
いま辛い状況の方が少しでも癒されますように
祈りを込めて。
シェアさせていただきます。