新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします!

 

昨年11月から業務の方が非常にバタバタしてしまい、じっくりとブログ記事を更新することができませんでした。

とはいえ、昨年はいろいろなことがありましたので、しっかり振り返りを記録しておきたいと思います。年が明けてしまいましたが、まずは2023年の振り返りです。(2024年の抱負はまた後ほど)

 

事務所全体として、売上高は中期計画の予算通りに順調に伸びてきております!

今期の売上高としては、2021年に立てた計画数値ピッタリの着地となりました。中計では、2026年に売上高2億円を目標にしており、この調子で頑張っていきたいと思います。

 

 

とはいえ、売上の内訳としては、他の会計事務所と比べると少し特殊なのかもしれません。

当事務所では、公認会計士事務所と税理士事務所の両方を行っているため、通常の税務顧問業務の他、公認会計士業務として、会計監査、非営利法人、事業再生、ファンド会計などにも携わっております。

 

内訳として、外に出すのは初めてですが、下記のような感じです。

 

 

改めて内訳を集計してみると、いわゆる税理士業務の売上は6割弱にとどまっていることがわかりました。

それ以外は、公認会計士業務&コンサル業務ということになります。税務のみならず、いろんな業務を経験できるという点では、当事務所の大きな強みであると思います。

 

 

人員面でいうと、2023年は新たに正社員が5名入社してくれました!(うち経験者が2名)。

一方で、1名の退職がありました。

 

退職者されたのは、5年間勤務してくださり、営業面や管理面でも私の右腕として活躍してくれた、松本MGです!

事務所としては、無二の存在でしたのでとても残念ではありますが、今後は新たな分野に進まれるということで、新天地でもご活躍を祈念しています!

 

思えば彼が入社してからの5年間で、事務所も大きく飛躍することができました。特に、2019年から当事務所でメインの会計ソフトとして取り組みを始めた、「マネーフォワード クラウド会計」の導入では、中心的メンバーとして本当に頑張ってもらいました。退職自体は、年初から相談を受けておりましたので、比較的長めの引き継ぎ期間をとれたのと、後進の育成もしっかり実施していただいたので、これからは残った後輩たちがしっかり頑張ってくれると思います。

松本さん、ありがとうございました!

 

 

 

経営者として、2023年を定性的に振り返ってみると、以下の通りです。

2023年は、事務所の経営戦略として、二つの目標を掲げました。

 

目標①

クライアントの経理業務のフローやニーズをリアルに把握し、クライアントにとって最適な経理体制の構築のサポートを推進する。特に、マネーフォワードクラウド会計を中心としたERPパッケージの導入支援、経理アウトソーシング業務に積極的に取り組む。

 

目標②

 事務所の組織体制を強固なものとし、風通しがよく事業推進力の高い職場環境を構築する。特に、業務の仕組み化・標準化、リアルなコミュニケーションの活発化、職員の教育プログラムの充実を通じて、皆がモチベーションをもって仕事ができる環境を構築する。

 

目標①については、しっかりできた部分と、うまくいかなかった部分とがありますが、取り組んだ事項として、オンラインセミナーの開催、IT導入補助金のサポート、note,コラム記事の作成などは事務所全体として積極的に取り組み、一定の成果を上げることができたと思います。

 

特に、12月上旬に開催しました電子帳簿保存法のオンラインセミナーでは、なんと50名以上の方からのご参加がありました!新しい仕事につながるきっかけにもなり、運営してくれたスタッフの自信にもつながったと思います。

 

 

目標②については、事務所としての新人教育カリキュラムの作成、ロープレ実施、福利厚生施策の充実、他事務所との交流の充実など、収益には直結しない部分に、コストと時間をかけました。事務所の組織力の強化という観点で、スタッフの横のつながりは強固なものにできたように思います。

 

(参考)昨年入社したスタッフの佐々木さんに、事務所としての1年の振り返りの記事を書いてもらいましたので、よろしければご参考ください!

 

 

 

一方で、事務所全体として改善しなければいけない課題も山積していると感じています。

 

1つめは、若手スタッフの育成の課題です。

当事務所もまだまだ歴史が浅く、組織として未熟ということもあり、また経験の浅いスタッフが大半ということもあり、所長、MG、TLといった管理職に大きな業務負荷がかかっております。一方で、若手スタッフが現場経験を積んだり自ら考えたりする機会がまだまだ少なく、以前に比べると、スタッフの成長が遅くなっているように感じています。

 

2つめは、税務知識の不足です。

目標管理の1on1面談などを実施してみると、多くのスタッフが税務知識の不足を認識していることがわかりました。ここは、事務所としてしっかりした対策をとることが必要だな、と痛感しました。知識というのは、現場で経験するよりもむしろ、自分で勉強しないといけない分野です。そのためには、自分のプライベートな時間を勉強に費やすことを厭わずにできるか、ということが非常に重要だと思います。(だからこそ、他の職業に比べても平均給料は高いわけですね)

 

3つめは、人材採用のハードルです。

優秀な人材を採用するのが年々厳しくなってきており、コスト負担が増大していますね・・・。人材紹介会社からの紹介による採用の場合は、数百万円単位のコストがかかってしまいますが、人出不足の中ではやむを得ないことなのでしょうか。

 

また、働きやすさをアピールすればするほど、「残業はなく、給料もそこそこもらえる、ラクな事務所」というイメージが浸透してしまっているような気がしていて・・・、採用に関しては、しっかりとした選考が必要だと思っています。

 

当事務所では、働き方改革の観点から、所定労働時間を短く設定し、短期集中型の業務を行う体制をとっています。一方で、スタッフの給料水準は、同地域の他の事務所と比べてもかなり高めに設定されています。これは、「他の会計事務所であれば10時間かかる仕事を、7時間で終わらせるようにしよう」という考え方が前提になっています。

 

すなわち、時間がかかりすぎる業務を、どうやったら効率的に終わらせることができるか、と常に思考錯誤しなければいけないわけです。そのためには、資料回収の方法を工夫したり、前年前やっていた作業を踏襲せず、もっと効率的なやり方を考えたり、ツールを活用したりといった工夫が必要になります。

 

 

年末の最終出勤日の12/29は、丸一日かけて、全員で、1年間の振り返りと、来年の経営戦略について話し合いをしました。個々人の1年間の振り返りを発表してもらい、これから取り組むべき課題感などもみんなで共有しました!

 

 

また、今年初めての取り組みとして、年間表彰を実施してみました!

頑張ってくれたスタッフに、心ばかりの御礼をお渡ししました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、会議が終わった後はみんなで忘年会!

佐五郎さんのすき焼きを食べて、2次会はカラオケで盛り上がりました。

 

 

 

改めて、松本MGに花束を・・・。

 

 

 

今年はどんな年になるか・・・。

きっと良い年にできるように、皆で頑張っていきたいと思います!

 

2024年の目標、経営戦略などについてはまた改めてご報告します!

本年もよろしくお願いいたします!