私はアカデミックな場に適した文章が書けない。
どうやら、何かと主語を喪失した文章を生み出してしまう傾向にあるらしい。こういった癖みたいなものは一度しっかりと他人に読んでもらわないときっと一生気が付かないと思う。そもそも私にはアカデミックな文章を書ける実力など備わっていないし、文字という形で立ち上げていくべき中身さえ無いんだから困る。ちなみに卒論というものは決して宿題ではないのだから、誰かに言われて書くっていう性質をもったものではないらしい。宿題というよりはむしろ、何の制約もなく自分のやりたいことをやりたいだけ追究できる取って置きの舞台と表現できるとのことだった。そういうわけで、卒業できればオッケー、単位くれくれ、なんていう程度の低さでは通用しない。どうにか無理やりにでも毎日欠かさず2~3時間ほどパソコンと全集に向き合っていれば何かしらには仕上がるのだろうか、と思ってみたはいいけどパソコンと全集を前にボンヤリぬくぬくしていていたら一生仕上がるはずがないしそれなりの気力と体力は必要不可欠なんだよね。そういった気力と体力みたいなものはアルバイトによって余分に擦り減っていくわけで、これはどうやらアルバイトというものにメリアンドハリといった効果は望めないらしいとの結論が導き出されたわけです。
言葉を根拠にして考えていない議論はフワフワしていてメチャクチャ怖いし不安になるし、突っ込むことさえできないんだなと思った。ニタニタしながらあたかも高尚な話をしているかのような偽アカデミック気分に浸っている大人たちは、全部空想の中で満足しているようだった。大変恐ろしいことです。
寒さね、寒さ。
おしまい。
