前回のつづき

小雨のなか
標高2592メートルの国師ヶ岳にたどり着いた



しかし
北奥千丈岳が見えそうで見えない

北奥千丈岳は標高2601㍍ 

奥秩父山塊で一番高く
そして優しい山容

まるで
奥秩父の女王
に相応しい
一番好きな山である

多くの人は
山頂に
でっかい岩がある
派手な
金峰山(きんぷさん)
に登りたがる

アチラはキラキラした華やかなイケメン、人気の山だが


個人的にはあんまり…


とはいうものの
前回登った時はブログに記事を書いていた
↓調べたら2020年の秋
ずいぶん昔かと思ってたが意外と最近
自分も今とたいして変わらん


証拠写真

しかし
もしかしたら
ここに来るのはもう人生で最後になるかもしれない

最後は北奥千丈岳が見たいんだよ!
風向きは思った通りなので
暫くすれば少しはガスが流れるはずだ

そう思い
自撮り(もはや最近は手や足のみ)をしたり


カップラーメンを用意しながら
20分ほど
一人で待つ


すると
どうだ!


おおお…

なんと……


うおおおお…

き!
きたー!!!
おりりゃゃ〜〜💪🏄🏂⛷️🦸🪐🥹
やはりきた!
奥秩父山塊の
女王
北奥千丈岳がきた!

やはり
ワシは
奥秩父の女王に愛されていたのだ!!!
だいぶキモい表現だが

国師ヶ岳上空も一部青空に🥹

これは
今すぐ
会いに行くしかない
このタイミングを逃すな!
急いで準備をし
北奥千丈岳へと向かう
国師ヶ岳、すまんな



来た!!
また戻ってきた!
北奥千丈岳よ!!!
ワシの山だ!!!
勝手にそう思っているだけだが

読み通り
長野県側はほぼスッキリ!
前国師岳方面は奥秩父山塊の
独特な山並みが見通せる




さあ北奥千丈岳よ!
一緒に再会の乾杯をしようか
ガスが不安定なので今のうちにな!

金峰山は見えん


急いでいたのもあり

せっかくインスタントの
カフェインレスコーヒーで
北奥千丈岳と乾杯したのに
写真を撮るのを忘れていた

しかし

そんなものは
もはやどうでも良かった

もう良いんだよ
再会できただけで


ただ1人
いや、自分と北奥千丈岳との
2人だけの世界

写真なんていらないね

↓振り返ると
国師ヶ岳がこっちを見て微笑んでるのが分かる
「良かったな、オマエ」
そう言っている

分かる人には分かる
それでいい

ふう…

思いがけず
北奥千丈岳との素晴らしい再会となった

天気が悪かったので、他の登山者はいない

標高2600㍍の世界は

奥秩父山塊の風の音が響いているだけだ


ただ金峰山方面は相変わらずガスが立ち込め

不安定な様相には違いない

金峰山は少ししか姿を見せなかったな

せっかくだから
顔(山頂)見せたらどうよ?

その向こうの瑞牆山(ミズガキヤマ)も暫く会ってないが元気だろうか

↓かつて登った時の瑞牆山の山頂

こんな景色を見ながらマッタリし、一人でパンを食べた記憶がある
時間が遅くて他の登山者はほぼいなかった
途中からは山頂を独り占めだったと思う

↑手前の岩の下は数十メートルの垂直の崖

この山脈を尾根伝いに歩いていくと
東京都の地元の山までたどり着く

まさにロマンである

↓これは今回


さて
名残り惜しいが
一応ここは標高2600㍍
風が冷たい
あまり長居はやめておこう

さよなら
北奥千丈岳
まだこれが最後だとは決まったわけではないが
ひとまずお別れだ


前国師岳に戻ってきても
うっすら北奥千丈岳は見えていた

堂々としているな〜
女王の風格があるよ

夢の庭園へと下って行く



庭園は階段がしっかり整備され
とても歩きやすい
ここなら爺さんになっても歩けそうである
生きていればだけど





大弛小屋へと戻ってきた





今回の山の旅はここで終了

休みとはいえ平日

早めに帰らないといけない


思わぬチャンスで
久しぶりに
北奥千丈岳、国師ヶ岳、前国師岳に会えて良かった

そして
まだいくつか
再会したい山がある

無理しない程度に
また何処かに行くかもしれないが

行けそうもなければやめます

基本的に山は怖い

目や体調次第ですな
 
↓オマケ

実は
長野県の美ヶ原にも行ってます

以下写真のみ

























おしまい