ブログ中でも何度か書いていると思いますが、
畳表の国内生産量第1位の熊本県は最盛期7.000件を超えるイ草農家件数があったにもかかわらず
安価な輸入畳表に押され、今では10分の1を下回る610件まで減少してしまいました。（多く見積もって他県の生産農家さんを加えたとしても国内で700件を超える事はないと思います）
生産枚数の減少に加え、先の震災による特需もあり畳表の価格は上昇傾向にあるものの
いまだ農家さんは厳しい経営を迫られています。
今回は東京・静岡・岐阜・山口・佐賀・長崎・大分の畳屋さん15名が参加
国産表最高の品質といわれるびんご表を越える品質向上を目指していただき、生産量・品質共に日本一の産地になっていただくため、私もお世話になっている「NPO法人たたみネット21」の方々と意見交換を通じ現状の打開をはかっていこうという趣旨のもと行われました。
活発な議論が行われるも産地偽装や法整備の不備・生産者団体に対する国の補助のありかた等・改めて畳業界が団結する必要性を感じる内容となりました。
しかし畳店側も材料の目利きが出来ない・技術力に乏しい・後継者がなく行動力に欠ける等が多くで
今後の畳業界に暗い影を感じずにはいられませんでした。
意見交換会の後は産地の方たちを交えての懇親会、お酒を交えつつ畳やイ草の話で盛り上がりました。
その後TTMクラブでは恒例（らしいです（；^ω^）） 宿のお部屋に戻っての夜学。
参加したどの畳屋さんも話のレベルが高く言葉の端々には、今後のお仕事に役立てそうな情報が満載でした。
（午前4：00をまわるまで続きましたとさ( ﾟдﾟ )
翌日は午前中を使って農家さんの田んぼや作業場を見学しイ草のお勉強でした。
毎回産地に足を運ぶたびに色んな発見ができ、自分の知識も増え目指す方向性も確立してきたように感じます。
今後も勉強を続けお客様に良い商品を提供できるように頑張っていこうと思います。