史官 ~太田和泉守~
摂津・丹波 15回目
十月二十五日
相模国の北条氏政殿が織田家に味方し、六万ばかりの軍勢を催し甲斐国に進攻した。
北条軍は木瀬川を隔てた三島に着陣し、信長様にその様子を報告して来た。
武田勝頼は甲州の軍勢を率いて富士の麓の三枚橋に進出し北条軍と対陣した。
徳川家康殿は北条軍に呼応し、駿州に出動し諸所を焼き払った。
十月二十九日
越中の神保越中守殿が信長様に黒葦毛の馬を進上した。
十月三十日
備前の宇喜多和泉守殿の御赦免が決まり、名代として宇喜多与太郎殿が摂州の古屋野まで罷り出て織田信忠殿に御礼の挨拶を申し上げた。
十一月三日
信長様が京に向かわれた。
その日、信長様は瀬田橋の御茶屋に宿泊された。
信長様はお供衆や挨拶に来た人々に白鷹を見せられ自慢された。
十一月四日
信長様は京に入られた。
二条の新城が落成したので、信長様は新城を禁裏へ進上なされた。
おまけのコーナー
だんご三兄弟
ロシアのプーチン
中国の習 近平
北朝鮮の金 正恩
次回は2月17日に書きます。