先日発売になった、フェアーグラウンド・アトラクションの完全新録音4曲を収録したアナログEP『Beautiful Happening』を聴く。完全生産限定盤の国内プレスでクリアー・ピンク・レコードという代物。
フェアーグラウンド・アトラクションが唯一のスタジオ・アルバム『The First of a Million Kisses』を発売した1988年当時、ジョージ・マイケルやデフ・レパード、マイケル・ジャクソン、ガンズ・アンド・ローゼズ、リチャード・マークスあたりがヒットチャートを賑わしていた。そんな中、完全アコースティックなサウンドがとても印象的だったのが彼らだった。新曲もその当時と同じように優しい、彼らならではのアコースティックな音楽を聴かせてくれる。今ではアコースティック・ベースは珍しいものではなくなったけれど、あの当時、ベースといえばエレキベースやウッドベースだった。フェアーグラウンド・アトラクションではベースの役割を担うのは、メキシコのギタロン。これも彼らならではのサウンドになっていた理由なんだろうなぁ。さてさて、35年ぶりの来日ツアーまであと少し。