フィービ・スノウの『Against The Grain』は1978年の作品。
ポールのソロ・デビュー・アルバム『McCartney』に収録された「Every Night」のカヴァーからスタートするこのアルバムは、それまでのジャジーなサウンドからロックに移行するアルバム。セールス的にはイマイチだったようだが楽曲のクォリティは高く、もう少し評価されてもいいのではと思うのだけれど。
ロックっぽさが増したといってもバックを固める参加ミュージシャンは、スティーヴ・カーン、マイケル・ブレッカー、ラルフ・マクドナルド、リチャード・ティー、デイヴ・グルーシン、そしてベースにはウィル・リー等とジャズ、フュージョン系のミュージシャンが彼女のヴォーカルを支えている。
このアルバムの収録曲ではないけれど、フィービはビートルズが大好きだったんだろうなぁ。このDon't Let Me Downは、彼女らしい、なかなかいいアレンジに仕上がっていると思う。