両手で指板をタッピングして、ベースラインとメロディを弾くという奏法を初めて見たとき驚いた。その当時、学校の音楽仲間の間では、ナイトレンジャーのジェフ・ワトソンのエイト・フィンガー奏法で話題になっていたが「スタンリー・ジョーダンなんてベースラインとメロディーを弾いちゃうんだぜ!」と言ったところでジャズを聴く仲間はおらず…自宅で聴いていたものだ。
ただ、画像で見るとすごいんだけれど、レコードで聴くとイマイチ、そのすごさがわからない。2本のギターに聞こえちゃうからなぁ。今でこそ一般的な奏法のひとつになりつつあるけれど、このアルバムが発売された80年代は、衝撃的だった。