デニー・レインの訃報に接し 、残念で悲しくなる。
30年以上前の学生時代に深夜の飲食店の清掃のアルバイトをやっていた。社員の人と二人で閉店後のハンバーガー屋やレストランの床清掃をするのだ。いつもペアになっていた社員の人は大のウィングス・ファン。ポール・ファンの自分とは話がよく合った。ただ彼は、デニー・レインのファンでもあった。ポールがウィングスで最高のパフォーマンスができるのは、信頼して支えてくれるデニー・レインがいるからと。それ以来、それまであまり意識していなかったデニー・レインのプレイが気になった。ギターだけでなくベース、キーボード、ヴォーカルをこなすデニーがいたから、ポールは、ウィングスでやりたいことができていたのだ。このアルバムは、1976年3月〜5月のウイングスのアメリカ・ツアーの模様を収録している。Side4にデニー・レインがリード・ヴォーカルをとる『Go Now』が収録されている。全米1位、全英8位。