1980年にリリースされたBS&Tの11枚目のスタジオ・アルバム。
メンバーが変わっているものの現在でもアメリカではライブはやっているらしいが実質的にこのアルバムが彼らの最後のスタジオ・アルバムになっている。おそらくBS&Tの最もマイナーなアルバムといえるのでは。ただ、これが意外といいのだ。自分がベース弾きということもあり、どうしてもベーシストが誰であるか?というところに興味が行ってしまうのだがこのアルバムに参加しているのは、のちにK.D.ラング、ホリー・コール、ジョー・ヘンリー等との仕事でベースを弾いているのデヴィッド・ピルチ。1曲目のAgitatoではホーンセクションのバックで素晴らしいベースラインとかっこいいベース・ソロを聴かせてくれる。2曲目のNuclear Bluesもファンキーでいい。スラップやジャコのような2フィンガーのベースライン、ハーモニクスなどテクニック満載。ジミヘンのManic DepressionもBS&Tならではの解釈でなかなかいい仕上がりだ。・・・ただ、アルバムのジャケットがどう考えてもセールス的な成功を考えてない感じなんだよなぁw