明け方、雨音で目が覚めました。
今は小止み状態。
漂う空気は土の香りがたっぷり。
「穀雨」~恵みの雨~
は、季節のサイクルをどんどん
推し進めているかのようですね。
庭先の緑も昨日よりさらに濃くなったかな。
お、こういうかわいい芽をみつけると
ワクワクしますね。
紫陽花の時期はいつも多忙。
仕事がかわっても、環境がかわっても
なぜかいつもそう。
十代のころ、
一人で勝手に沈んでいた
時期がありました。
それも紫陽花のころでした。
なぜ覚えているかって、
「あ~ もうだめだ~」と
一ミリも力が残っていなかったとき
庭に咲いていた紫陽花が
瞬時に自分を変えたからです。
そこには理屈云々はなく
説明のしようがないのですが、
ただ観ただけなのです。
自分にこびりついていた
かさぶたがゴロっと剥がれたような
担がなくてもよい重たい荷物を
やっと下ろす気になったような
そんな瞬間でした。
それ以来、わたしのなかの
紫陽花は花のなかでも
特別な存在です。
花言葉は「移り気」でしたっけね。
わたしが思う紫陽花の花言葉は、
「受け入れる」
あらゆることは変化していて
それをその都度、受け入れること。
スルっと。
サラっと。
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