重言(じゅうげん) | ヘルメスの丘 ~In Tune with Hermes~

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ヘルメス(水星)が誘う、人生を楽しむ術。

いにしえの昔の武士のさむらいが 

 

山の中なる山中で 

 

馬から落ちて落馬して 

 

女の婦人に笑われて 

 

赤い顔して赤面し 

 

家に帰って帰宅して 

 

仏の前の仏前で 

 

短い刀の短刀で 

 

腹を切って切腹した

 

 

上記は、「重言」を表現する有名な一文らしいですが、

 

 

重言とは、「同じ意味の語を重ねること」 です。

 

 

姓名判断という占いの世界で 口を酸っぱくして先生から聞いたのが、

 

 

「重複を忌み嫌う」 という 易学の教え。

 

 

その教えを踏まえ、 

 

 

『山の中なる山中で』 のような風景を 人の名前の中に見てしまうと

 

 

こりゃ大変キョロキョロ  となります。

 

 

当時、まだまだ未熟だったわたしは その真意がよくわかりませんでしたが、

 

 

今の仕事で 数字という情報を扱っていると それに通じた景色が結構見えるものです。

 

 

「重複はいらないし、あると逆に混乱を招くし、結局のところ それは消される」

 

 

これは、

 

「道を掃き掃除している人の後ろを 同じ方向に掃くのは失礼」 と同じこと。

 

 

"古代の経典は 数字づくしであったし、昔の僧侶の方々は 数の扱いに長けていたものですよ"

 

 

先生の話も 記憶に残っています。

 

 

彼は結局、「データ」でしか物事を観ませんでした。

 

当時わたしはそれを 冷徹だと思っていたことがありますが、

 

もしかしたら それこそが 「冷静(霊性)」な視点だったのかもしれない。

 

 

最近 特にそう思います。

 

 

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