自分のことは 自分が一番よく知っている。
「知っている」 というのは、
表面的なことではなくて 自分の本当の気持ちや真意に対して という意味ですが、
最近つくづく思うのは、
自分のことって 本当によく解らないものだ・・・
ということです。。。
あるときひょいと 驚くようなタイミングで
自分の本音に気づくこともあるし、
環境からの刺激で （誰かの行為や周囲の出来事で）
自らとった反応（言葉や行動）に 他の誰でもなく、自分が一番驚くことがある。
自分のことは 自分が一番よく知っている
はずなのだけれども、 それを普段から自覚して「受け入れている」 ということはまた別のこと。
ということに気づくと、
人生というものは
「自分を少しずつ知ってゆく旅」
これでしかないのだと 思います。
わたし自身、占術が大好きで 若干 「メタ」な視点を 自負しているつもりでも
まあ、こんなもんです 
解ったつもりが まだまだ
解らないことだらけ。
です 
年を重ねることが 有難いなと思うことは、
その 「解らない」 ことを
それはそれで 受け入れることができるということかもしれません。
かっこよく表現すると、
自分という人生の "秘密の書" を一ページずつ捲りながら（＝経験）
結末まで読んでゆくのが人生かもしれないですね。
最後に。 占術的小ネタ（？）ですが。
「悟」（悟る） という漢字があります。
人名で使われるケースをみますが、実はあまり好ましい命名ではありません。
なぜならば、
人は自分について 完全には "悟らない" （解らない） ものだから。
よって、ラベリング（命名。名を人に貼り付ける意）としてはどうしても無理があるのです。
無理があるということは
「自然体ではない」 （あるがままを受け入れていない状態） ということであります。
易学（占術）の世界では 「自然体ではない」ことは
「変化しないこと」あるいは「重複」と同じように、最も忌み嫌います。
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