氷点 | ヘルメスの丘 ~In Tune with Hermes~

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伊野華絵(いのはなえ)の世界へようこそ。
ヘルメス(水星)が誘う、人生を楽しむ術。

氷点(ひょうてん)。

 

 

作家・三浦綾子氏の代表作ともいえる小説です。

 

 

わたしがこの作品に出会ったのは、20代前半。

 

 

この作品は 当時のわたしが「聖書」に興味をもった延長線上で知り、読後一気に三浦綾子ファンになったのでした。

 

後に、この作品の舞台となった北海道・旭川を訪ねたほど、当時は「三浦綾子ワールド」に魅せられていました。他にも彼女の作品は多数読破しました。

 

 

今日は なぜかふっとこの「氷点」のことが脳裏をよぎり、本はすでに手放していたのでネットで検索して 登場人物やストーリーを振り返りました。

 

 

作品名: 氷点

著者: 三浦綾子

主人公: 辻口陽子

主人公をとりまく登場人物: 辻口啓造、辻口夏枝、辻口徹、辻口ルリ子、北原邦雄 他

 

 

あらすじはあえて書きませんが、人間の「性(さが)」をキリスト教の「原罪」という概念を通して描写しているストーリーです。

 

 

この作品に衝撃と感動をおぼえた頃の私は、未だ姓名判断の世界に足を踏み入れていませんでした。

 

 

今日改めて 上述の人物名を眺めたのですが・・・

 

 

やはり、売れる作品というものは、登場人物名が作品中でのそれぞれの運命に、こうも絶妙に反映するものなのか、と愕然としました。

 

 

本音を書くと、誰もかれも 運命的に「よろしくない」設定です。

 

 

当時は 主人公の女性の運命に想いを寄せ、彼女視点で作品の世界にはまっていたのですが、今は全く違う私がいます。

 

 

「そりゃ、この名前ではそういう現象を環境に引き寄せるはず・・・周りも大変だ」 

 

かなりさめた眼です。 

 

 

当時の作品に魅せられたわたしとは全く違う眼のわたしがいます。

 

 

ベストセラー、ロングセラーというのは 悲劇的作品が多いのですが、ということは名前もそれなりに・・・です。

 

 

同時に、そういう類が売れる、ということは 読者がそういうものを求めているのであり、つまりは わたしたち、

 

やっぱり ドラマ好き ということです 爆  笑

 

 

また、著者の三浦綾子氏は 自身が強烈な人生ドラマを歩みましたが、彼女の名前に「いとへん」があります。

 

わたしの独自の視点ですが、「糸」という漢字は この世にドラマを産出します。

 

「いとへん」が ドラマチックな世界を創りあげることに一役買っていることは確かです。

 

 

かくいうわたくし 「伊野華絵」も 「いとへん」を名にもつ人間です ウインク

 

 

※ご参考

氷点 Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E7%82%B9

 

 

ヘルメスの丘 伊野華絵(いのはなえ)

http://inohanae.world.coocan.jp/