来月半ばに鼓の勉強会があります。
姉弟子2人のうちおひとりは目の手術と重なり欠席、私が二番弟子。
打つのは「安宅の松」、勧進帳ものの1種。
先月から大鼓の先生と横並びになって合わせています。
大鼓がオモテ拍、小鼓が裏拍であることを忘れないようにしないと合いません。
今日もまずはそのお稽古から。
うちでも録音を聞きながら毎晩のようにさらっているのに、やっぱり思い違いがあったりします。
今日面白いなと思ったのは、自然とクレシェンドを掛けてまたディミュニエンドで納めたくなる箇所で先生もそうされてたこと。
和洋を問わず音楽の自然の法則なのでしょう。
これまた和洋を問わず人さまと合わせるのは無上の喜びです。
この曲は前半に小鼓の「一調」(独奏)があります。
まだ危なっかしい箇所もありますが、「よくここまで打てるようになりました」と珍しくお褒めのお言葉が。
「もう9年目です」と申し上げたら、「もうそんなになりましたか」って(笑)。
一時行き詰っていた時期もあります。
そこを乗り越えられるお弟子さんは人に教えた経験のあるケースが多いのだそうです。
たしかに生徒にも「今もうちょっと我慢しよね」なんて私も言っています。
京都薪能のお話もさせていただきました。
茂山狂言に馴染んでいると東京の狂言では笑えないという件、賛同してくださいました(笑)。