命がけのゲームの方が
仕事とかより簡単だと思うんだよなあ。





今日、九大を退院した。

あ、転移なのか?とか原発なのか?とか
結果はなにも出ていない。



お袋の入院している、熊本日赤に行く。

昼飯を一緒に食べる。



ALK阻害剤(肺がんの分子標的薬)が
いかに効くか?を色々例えて話す。




なんだか、

・・・私は仕事をする気が起きない。



うーんと、コレ非常に説明しづらいんだけど

最近「命がけのゲーム」の方が楽

な、気がするんだよね。



仕事とかはさ、ある目的があって
その為に使える資源を、
自分で決めないといけない。

新商品で、多分、10億ぐらいしか、
売り上げが発生しないのに
開発費で1億使う、とかムリだよね。

利益は目的では無く、条件である。



10億ぐらい売り上げが見込めるなら
多分、手放しで投入できる金額は
せいぜい1千万ぐらいまでだろう。

とか。

でも、仕事なら
乗りかかった船で
ウン百万使ったから
あと、もうちょっと頑張ろう
とか
開発できれば
喜んでくれるお客さんもいるしなあ
とか
仲間と思ってた人にはしごを外されたり
とか
いろいろある。

撤退ポイントが、ありすぎるんだよなあ。

という、グズグズの中で進んでいく。



それに対して、
「命がけのゲーム」は選択肢が少ない。

負けたら死ぬだけじゃん。





わんわん泣くのもいい。

グズグズ泣くのもいい。

愚痴を言うのも構わん。

でも、短時間にしようぜ。

人は必ず死ぬんだよ。

今、もしかしたら
アナタの順番なのかも、しれないだけ。





暗くなってたら「人生」がもったいない。

うまいもん食おうよ。

いい酒を飲もう。

楽しいことをしよう。


コレを読めてるアナタは
まだ生きてるからね。


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↑といったニュアンスを、今日、お袋にお話しました。

もう少し、ゲームは続きます。