先日、手術前の説明の時


色々な説明をされた。

まあ、わかりやすく言うと
失敗したらアンタ死ぬけど、オーケー?
というもの。

でもさ、なんで裁判とか起こるんやろね?


よく聞くのは
家族が納得いっていないから。

納得言っていないのは何故?

感情?

死んだら許せないのが当然?

あのさ、人は死ぬんだけどね。





私から厳しく言わせてもらうと

単なる家族のカネもうけ
の場合もあるんじゃない?と思えちゃう。

そういえば、私の周りにも
半端ヨゴレみたいなので
保険屋さん相手に
「もっと保険金せしめたほうがイイっすよ」
ってのがいた。

また、同級生のアホ弁護士が
嬉々として「医療裁判」の話をする真横で
同級生の医師たちが白けた苦い酒を飲んでいるのを
見たこともある。

40超えてわかったのは
弁護士ってのは時に
やくざよりタチが悪いってこと。




私はスジの悪いカネは
受け取らない主義。

カネに色は無いという人がいる。

残念ながらカネには色が付く。


他人は騙せても
自分の脳を騙すことはできない。






まあそんな話は、どうでもいい。

私は医療者と患者が
手を取り合って仲間として
治療にあたる社会を望むのみ。





私の父は職人。

元々、建築士
何か、構造物を作るのが大好き。

手術の説明の最後に父は
背骨の模型を見ながら

「先生、背骨の大きさってのは
こんなもんなんですか?」

私の主治医である整形の先生は

「うーん、この模型はカッコ悪い。
背骨ってのは、もっとこう
シュッとしてカッコいいモノ、なんです」

と微妙な怒り口調で答える。


背骨が大好き
な、私の主治医のご紹介。


答えになってないけど
噛み合ってないけど

職人同士、わかりあえたような
雰囲気が流れていた。

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