最近、気付いたのですが

私は、必要以上に
医師に質問していたようです。

私が、本を書いてる話を
医療機関に関係のない
友人たちにすると

「そんなに、聞けない。」

とか

「オレ、お医者さんには、ペコペコしてたぜ。」

とか。



医師には、
うざい、
と思われるぐらい聞きましょう。

病院に行く前に、
質問するメモを作るぐらい
気合いを入れて。

関係ないかも、
と思われることも、
医師には、病名を特定する
大きなヒントになる
可能性があります。

例えば、
服を着たら、見えない部分のどこかに
むくみがあるとか、あざがあるとか
かかとが痛いとか


彼らは、プロなので
小さな情報から
病気が早めに見つかる
可能性があります。



医師にペコペコする必要など、ありません。

普通に、敬意を持って、
一対一の人として接すれば
彼らも、敬意を持って、
アナタを扱ってくれます。

社会的地位の高い人間は
傲慢である、というのは
大きな誤解です。

医師の中にも
傲慢な人間は、もちろんいますが
数は、極めて少ない
というのが実感です。



ところで、ちまたには
医師選びの本
というのが、結構出ているようですが

私は、ほとんど意味はない
と思います。

医師とは気が合うかどうか、
話が分かりやすいかどうか、
が一番大事です。

手術などは
病院、医師の間で
技術の差がある分野も、
存在するようですが

すべての、手術は
少しずつ機械化されています。

例えば、すい臓というのは
豆腐のような臓器だそうです。

当然、昔は縫合が
大変だったそうですが
今は、誰でもできるそうです。

医療用の
ホッチキスのようなもので縫合する
ということを、
術前に主治医の先生から
聞きました。

勿論、いまだに
神の手
が存在する分野は、あるそうですが

そんな、難しい病気に罹患する
可能性は極めて低く、
その時になって考えればいいと
私は思います。


とにかく、
話しやすい

これが、医師選びの
最も重要な要件です。




ところで、がんになったら
各都道府県の
大学病院に入院される方が、多いと思います。

大学病院の使命は、まずは、教育、研究、
そして、最後が臨床です。



私が元田に

「オレは、Q大病院のマウスだよな?」

と聞くと

元田は、激しく否定しました。

「違う、オマエはラットだ。」

と。

元田によると、
マウスは小さくて可愛く
ラットは大きくて可愛くないそうです。
(てか、そこなんだ。)


神の手を持つ心臓外科医も
最初は、素人です。

大学病院に入院される方は、
これを理解していたほうが、
良いでしょう。

研修医君や
若葉マークの看護師さんに
どんどん、注射されましょう。

彼らは日本の未来を支えてくれる
医療者たちです。



代わりに、大学病院のメリットがあります。

検査は最新の検査が、受けられます。

手術で機械・器具などが
使用される場合は
最新の機械・器具が使用されます。

そして、指導医の医師たちは
一般にバリバリのエリートたちです。
(給料は安いけど)

更に難しい病気の症例数は
やはり、各地区の拠点病院が
一番多いというのが、実情です。

ホームドクターに
大学病院以外の病院を紹介されたら

「あ、オレの病気はたいしたことない。」

と、ポジティブに考えるべきです。

逆に、大学病院を紹介されたら

ヤバいのかも

と、思うのではなくて、

「オレは病気のエリートだー。

闘ってやるぞー。」

と、このくらい能天気な方が、
治療はうまくいきます。


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