今日は朝から微妙にブルー。

半年に一回の膀胱鏡。

Q大病院の予約表を見ると、
何故か8時半から、となっている。

朝の病院は忙しそうで、殺伐としている。

事務員さんや、看護師さんに

「元気?」

とか

「髪切った?」

とか

「今日もいい女だね」

とか、
とにかく何かチャチャを入れないと、
気が済まない私は、この時間に病院に
行くのは、あまり好きではない。

なので普段は
午後からしか病院には、行かない。

福岡は雪で
朝から、3号線は大渋滞の情報。

早めに家を出た。

思ったよりも、道は混んでおらず
7時半過ぎに着いてしまった。

仕方なく、駐車場で時間つぶしをする。

8時を少し過ぎた。

表玄関ではなく、入院棟の方から入った。

いつものように、
診察カードを通そうと
機械のほうに歩く。

と、事務員さんが寄ってきた。

惚れられたか?

朝からそんなことがあるはずもなく、
「並んでる方がいるので・・・」
と、叱られる。

そうなんだ、気がつかなかった。

「じゃ、トイレ行ってきます」

と、事務員さんに、にこやかに微笑み
機械をスルーしてトイレに向かう。

トイレで用をたし、
行列の最後尾に付いた。


つもりだった。

と、今度は同じ事務員さんが
怪訝な顔をして私の顔を見つめる。

後ろを振り返る。

私の後ろに沢山の人、人、人。

ん?

なんかオカシイと気付いた私は
機械にカードを通す寸前に
いったん列を離れる。

列を離れて、全体を観察する。

よーく観察すると
外から入ってきた人々は
まず、順番に椅子に座っている。

Q大病院の1階の受付には、
長椅子が置いてあり
全体で100人近く座れる。

そこに皆、順番に座っていく。

更に観察すると
順番に椅子から立って、機械の前に並んでいる。

危ない、危ない。

横はいり、するとこだった。

最後尾の椅子に座る。

隣の人に、
「イヤー、朝のお作法はわかんなくてですね」
と、言い訳をココロみる。

「はっ?」

と聞き返される。

そうだった、このじいさんに説明してもしょうがない。

私は、
横はいりを、しようとしたヤツ
と見られている。

せつない。

5分ぐらい待つと、順番が来た。

先ほどの事務員さんと目が合う。

「イヤー、朝のお作法は、わかんなくてですね」

と再度の言い訳をココロみる。

でも、事務員さん、忙しそう。

「はいはい」

みたいな扱いを受ける(涙)




今日はブルーだなあ。

今から、膀胱鏡である。

あー、何かイイことないかなあ。

3階で尿を取り、
そうだ!
と思い立った私は、4階の1外科に行く。

1外科の事務員のIさん
好みなんだよね。

結婚したらしい、という噂があるけど・・・。

外科の予約の変更を口実に、Iさんがいる窓口に行く。

「おー、久しぶり・・・(予約の変更の話)」

「ところで、結婚した、らしいじゃん?」

と、私が言うと

「何で知ってるんですか?怖ーい(一応、笑いながら)」

(私はQ大病院の中に知り合いがいるのだ)

やっぱり、結婚したんだ(涙)

しかも、怖がられてるよ(涙、涙)

しぶとい私は(しつこい、とも言う)
「旦那に飽きたら、メシ連れて行くぜ」
と一応、最後のお願いをココロみる。

「まだ、結婚して2か月ですよ」
と、やんわり瞬殺された(涙、涙、涙)


明るくなるつもりが、更にブルーになってしまった。

オレ、イタいなあ。




しかたがないので、泌尿器科に向かう。

例によって、
おちんちんの先から
カメラを入れられる。

更に更にブルーになる。

結果は、無再発だった。

気持ちが少しマシになる。





帰り際に1階で支払いをしたら
朝の事務員さんと目が合った。

目で微笑んでくれた。

一気に気持ちが、明るくなった。


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