入院するときのテクニックについて、いくつか。


どこにでも書いてあることと、
私が経験でつちかったことを混ぜてあります。



1、限度額認定証を発行してもらう。


国保の人は住所地の役所。
社保の人は社会保険事務所。
他は知りません。
病院の受付のお姉さん(美人が多い^^)
に聞けば教えてくれます。


限度額認定証を発行してもらえば、
医療費部分は最大で月15万程度です。

逆に発行してない場合は、3割負担で
病院に一度払わなければなりません。


手術をした月などは、3割負担で計算しなおすと、
医療費部分だけで50万を超えます。

その他の月も似たようなものです。


払いすぎた医療費は、役所で手続きをすれば、
2~3か月後には戻ってきます。


が、これに差額ベッド代を加えると
月80万とかイってしまうので
(私の場合は4か月入院したので320万!)
できるだけ限度額認定証の手続きは、早めにするべきです。



2、支払はカードで


大病院はカードが使えます。


限度額認定証で出費を抑え、
医療保険やがん保険で入院費を賄うとしても、
実際の支払までには
だいぶ時間がかかります。


もちろん、保険会社は
入院途中での支払いにも応じてくれますが
そのためには、診断書を取らなければなりません。


診断書の発行には7500円かかります。(Q大病院の場合)

退院時に診断書を取れば
この7500円を1回で済ませることができます。


カードで支払えば、実際の支払いを
2か月ほど遅らせることができます。


カード会社は、
入院中なので
などと理由を言えば、
借入枠を100万ぐらいはすぐ、増やしてくれます。


私はがんだから、貸してくれなくなるかもと
ビビって、糖尿病とウソついて
借入枠を増やしましたが
別にがんでも関係なく、借入枠は増やしてくれるようです。
(その後、オペレーターのお姉さんに聞きました。)


電話一本なので、この手続きもした方がいいでしょう。


限度額認定証を使っても、
差額ベッド代を払うと月の支払いは40万近くなります。


カードは通常、支払いが2か月後なので、
合計3か月分ぐらいは残高が残り
借入枠が100万円ぐらいだと
簡単に超えてしまいます。



3、入院は月初から

この、ブログを読んでくださる
方々は医療関係者も多いので、
そんなことは、皆にされたら困る。

と、思われるかもしれませんが、
これは医療費の上限を月次で設定しているので
起こってしまうことです。


医療保険は通常、入院1日○○万円。

という形で給付されます。


ところが、医療費はひと月ごとに、決済されます。



医療保険が、1日3万円給付される保険で
限度額が15万の患者さんで
具体的に説明します。


①11月1日に入院して
当日手術を行い11月30日に
退院した場合と

②10月31日に入院して
当日手術を行い11月29日に
退院した場合を比較します。


入院日数は同じです。


①の場合。

11月1日に入院すると
医療費部分の請求は、ひと月分で
限度額に達している部分の15万円。

差額ベッドが1万円×30=30万円。

合計45万円、請求されます。

医療保険は3万円×30=90万円。



45万円のプラスになります。



②の場合。

10月31日に入院すると
医療費部分の請求は、2ヶ月分で
限度額に達している部分の15万円×2ヶ月分=30万円。

差額ベッドが1万円×30=30万円。

合計60万円請求されます。

医療保険は3万円×30=90万円。



30万円のプラスになります。



①と②の差額は15万円になります。




この例は、ものすごく単純化してありますので
実際とは若干違いが出るかもしれませんが
入院日の違いで結構、大きな差になってしまいます。



医療機関のベッドコントロールの都合上
あまり主張しすぎると嫌われるので
誘導できるときは
入院は月初で、退院は月末で、と覚えておきましょう。


入院中のおカネは
まずはキャッシュフローを重視して

次は、保険で利益が出る部分は利益を。


なんだ、会社の経営と一緒じゃん。



以上、非常にケチくさい話。

ケチくさいことは、ほどほどに。

女の子にもてなくなっちゃいます^^


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