ゲームだと、考える。




私は、がん治療を命がけのゲームだ、考える。

不謹慎だろうか?

だが、冷静な判断を下すためには、そう思っていた方がいい。

5年生存率が低いがん患者の場合は、特に。

心が耐えられなくなるのを、防ぐために。



実は、私の言いたいことは
がんの告知を受け入れ、
医師を含む医療機関と、心ゆくまで話し合い、
最善だと納得した医療を
笑いながら、前向きに受けましょう。

以上である。





しかし、上に書いてあることは、
どんな本にでも書いてある。

あるいは、医師や看護師も
前向きに治療しましょう。

とは言う。

でも、できない患者が多い。

何故か?




告知で、落ち込んでいる状態から、
笑顔を出せるようになるまでの、道しるべがないからだ。
笑顔が、免疫系などの健康に良いことは
誰でも知っている。

じゃあ、その笑顔をどうやって出すか?

橋が、渡し船が、答えが、ない。

かくて、笑顔は
出せる人、出せる変人だけが
出せるもの。

がん治療中に笑顔を出せる人なんてのは
強すぎる人か
理解できない人か
バケモノだけ
ということになる。





これはメンタルに対する考え方と似ている。

私は、テニスとゴルフを趣味にしている。

練習の時はうまいなあ、と思う人なのに
試合になると弱い人がいる。

逆に練習の時はたいしたことないけど、
試合には強い人もいる。

素人レベルでは、
メンタルが弱い人、メンタルが強い人で、
話は終わってしまう。




私のメンタルは比較的、強い。

だが、それは先天的なものでは無い。

メンタルのトレーニングを、積んだからだ。

メンタルについて考えるとき、この
メンタルはトレーニングによって、向上するもの
という考え方が、最も重要だ。




私はメンタルが弱い。

と言っている人は、厳密には
私は、メンタルが生まれつき弱い。

そして、今後もメンタルのトレーニングを
するつもりはない。

と言っているのと同じだ。

球を打つトレーニングは喜んでするのに
メンタルのトレーニングはしない。

という人が多いのに、驚く。




まずは、メンタルはトレーニングできるもの。

という概念を受け入れて欲しい。

がん治療におけるメンタルだって、
もちろんトレーニングが可能だ。

まずは以前、書いたように、死を覚悟する。

これが、初めの一手。

ゲームと考える、というのが、二手目。

私は、次のように考えている。
 
 
 
 
私の5年生存率は5%なので
例えば抗がん剤を一回打つ、1ポイントアップ。

約24回打った、合計24ポイントアップ。

笑った(ある説によると笑うことは、抗がん剤1回分と同じ効果があるらしい)
1ポイントアップ。

笑わせた、1ポイントアップ。

爆笑した、2ポイントアップ。

今日は5000歩、歩いた、1ポイントアップ。

etc.etc.etc.

すごろくを一マス、一マス進むイメージ。

遠回りをしても
一回休みになっても、ゲームなんだから

気にしない。

うまくいかないことだって、あるさ。

だから人生は、面白い。

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↑ハードルが上がっているので、尚のこと思いつかない。
ココのコメント(涙)
とにかく、クリックをお願いできたら、と思います。