朝の続きです



例えば、ある抗がん剤があったとする。

新しいアイディアでこれまでの、

抗がん剤とは全く異なる作用機序。

劇的に効く可能性もあるが、

反面、予想もしていない副作用があるかもしれない。

あるいは、最近、はやりのiPS細胞。

私のすい臓は30%しか残っていない。

iPS細胞の研究が進めば、

私の自身のモノと遜色ない、すい臓が移植できるかもしれない。

しかし、iPS細胞はその出自から考えて

がん化するリスクが非常に高い。

移植すべきかどうかは、侵襲、その後のQOL

などから考えて慎重な判断をしなければならない。




自分の病のことを学ぶのは当然である。

今は、情報化社会。

アマゾンは私の忠実な僕だ。

こういった、最先端の医療と言えば聞こえがいいが

要するにハイリスクな医療を

選択しなければならないことが、

起こり得るのが重病、難病の宿命である。

その時に、

自分で責任を取る

と言う態度、姿勢が役に立つ。




ところでトラブルの解決法として最も効果が高いのは、

早めにトラブルの目をつぶすことである。

火は小さいうちに消火すれば、被害は少ない。

病の場合は同じことを、早期発見、早期治療と言う。

現状の医療は、最先端の技術を

早期の、まだ病状の進んでいない患者に使うことはしない。

病状が進んでしまい

他に選択肢の無くなった患者

に使用されることが多い。

これは、一面では正しい。

コストの問題もあるし

患者に無駄にダメージを与えるのは良くない。

しかし、中には早めに最先端の治療を適用していれば

助かる可能性のある患者がいる。




そして、早めに最先端の治療を受けることができるのは

自分で責任を負う患者

だけである。

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