時はカネなり。

という言葉がある。

笑わせる。




時はカネの何万倍も尊いのだ。




私は、2か月間の絶食を経験した。

その時、
がん保険、
医療保険、
会社から上がる収益

を合計すると
一日5~6万円のカネを得ていた。


私は、個室に入院していたので、

差額ベッド料金などを支払っても
1日1万円ほど。

毎日4~5万円の
利益を生み出していることになる。

ベッドに寝ているだけで。

うらやましい?

いつでも、代わってやるよ

と思っていた。

ちまたに様々な
ダイエット商品が売られている。

だが、ダイエットの基本は簡単。

消費カロリーよりも
摂取カロリーを小さくすればいい。

小学生でもわかることだ。

なぜ、それが難しいか?

食事がヒトにとって快楽だからだ。

ヒトは基本的に
快楽の為に生きている。



絶食時の1日は長い。

食事の快楽を奪われているからだ。

Q大病院の食事は、
8時、12時、18時の3回。

個室の前を、
給食の台車が走る音が聞こえる。

せつない。



食事の時間の後、
2時間ぐらいは、
廊下に匂いが漂うので、
個室でじーっと我慢。



お腹のドレイン(管のこと)から

排出された体液の数値を
週2回ほど分析してもらう。

結果が良くなければ、絶食は継続。



私のお腹には
ドレインが入っていたので、
風呂は2か月入れなかった。

この時期、私の最大の楽しみは、

毎日、床屋に行くことだった。

床屋に行って、2000円を払い、
毎日、髪を洗ってもらう。

それだけが、楽しみな生活。

その、2000円を惜しいと思ったことは、
一度もなかった。

私は、カネを
使いたくても使えない状況だった。

この時、つくづく思ったのは、
カネの空しさ。

いくらカネがあっても、
健康でなければ、使えない。



あなたは、絶食中の私と
代わってみたいですか?

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