世界最高水準である日本の医療。

それを、最大限に利用し
享受するために必要なものは三つある。

1、真摯であること。

2、紳士であること。

3、上記二つおよび、
医療機関と信頼関係を構築する
技能である。

順に説明しよう。

1、まじめに、治療に取り組もう。
がんの治療中、あるいは治療後に
タバコを吸いながら
記者会見などする芸能人がいるが
アタマが悪い。

医師はどういう風に考えるだろう?

あなたが、大工だったとしよう。

整地をし、基礎を作り、柱を立てていく。

しかし、発注者は柱を壊し、
基礎を壊し、
整地してあった地面を掘り返す。

やる気は生まれるだろうか?

タバコの話は
分かりやすいから取り上げたが、
他にも、治療している現場では
患者の様々な裏切りが生まれる。

すべてを、医師の言うがままに
やるべきだとも思わないが
医師と話し合って
納得したことは、
きちんとやるべきだ。

そうでないと、
あなたは医師の信頼を失い
ほどほどの治療しか
受けられないことになる。

2、治療しているのは、
あなただけではない。

あなた以外にも
患者がたくさんいることを
忘れないようにしよう。

それは、あなたの生命が
かかっていても同じだ。

甘えてはいけない。

人は、皆、死ぬのだ。



3、上記、二つを実行するために、
信頼残高、という概念を提示する。

他人と関係を持つときにそれぞれの人と、
それぞれの距離感がある。

例えば、私と元田は殴り合っても、
最終的には仲直りするだろう。

ヤツとは30年にわたる
信頼の積み重ねがあるからだ。

逆に私と仲が悪い誰かとなら、
道端で肩がぶつかっただけで、
さらに、険悪になる可能性がある。

病院関係者、家族、友人などなど、
自分の治療を支えてくれる人たちに
感謝をし、

信頼

の預け入れをしよう。


結局のところ、
人は信頼の残高に応じて
あなたに何かを施してくれる。

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