私は、同情されるのは大嫌いだ。

50代女性も
60代女性も
70代女性も
80歳を超えた女性も
私にとっては皆さん

可愛いお姉様だが、



「すい臓がんなんて、かわいそうねえ」

などと言われたら、
どんなに綺麗なヒトでも
私の中では

「クソババア」

になってしまう。

私は同情されるのは、大嫌いだ。



私には、知的障害者の妹がいる。

私が小学校6年生の時に
妹は小学校1年生として入学してきた。

妹は、複式学級と言って
知的障害児のクラスに
入ってきた。

田舎の小学校のことである。

すぐに、大目玉の妹は知恵遅れだ
という噂が広まる。

もう、覚えてはいないが、
同級生にバカにされ
いじめられたのだと思う。

だが、そんなことは
私の記憶には、もうない。

私は
十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人。
を地で行くような人生を、送っている。

多少、自分より成績のいい子を
からかってやろう
ぐらいのことは、子供なら当然だと思う。

だが、私の記憶に
今でも苦いモノとして、残っていることがある。

帰りの会(あー、懐かしい)
とか、いうのがあって
その時に
先生から、他の生徒に向かって


「大目玉君に、同情しなさい」


と言われたのだ。

小学校6年当時の私に
その悔しさを説明することは、できず
ただ、号泣したのを覚えている。




私は、どんな人にも
同情
だけは絶対にしない。

どんな人も
下に見ることは、しない。

自分より厳しいがんを
抱えている人にも
同情など、という失礼なことはしない。

ただ、理解し、励ましたいと思う。


そのことを教えてくれた
妹と当時の先生に、感謝している。




ウチの家系は妹が
知的障害者であることを隠さない。

私の結婚式でも、歌を歌った。

ただ、妹の得意曲は
愛人
で、それだけしか歌わない。


他の曲を覚えて欲しい、今日この頃である。

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