すい臓がんは、がんの王様と言われます。

影の薄くなりがちな
尿膜管がんですが
一応、説明します。

症例数は、日本全国で
年間、20~50例。

多めに見ても250万人に一人という
珍しいがんです。

Q大泌尿器科でも、
手術は3年に一回ぐらいだそうです。

元田に尿膜管がんについて聞いたら

「尿膜管って何?」

という答えが返ってきました。

医者がこんな具合ですから、
泌尿器科以外では、かなりマイナーながんです。

ウィキペディアによると
真正の尿膜管癌は不快な致命的な病気であり、膀胱癌治療における最近の進歩にもかかわらず、病気の別個のカテゴリとしての尿膜管癌は、現在の膀胱癌治療に概して反応しないと判明した。実際に真正の尿膜管癌の予後は致命的である。徴候となる段階で通常示された真正の尿膜管癌の平均余命は短い:すなわち9か月以下。

だそうです。

なかなか、尿膜管がんも(すい臓がんに)
負けていません。

面白いゲームでは、ないですか。

元田は非常にしつこい男なので
世界中の症例を検索したそうです。

そしたら、オーストラリアで
すい臓がんと、尿膜管がんの
ダブルキャンサーの症例が
1例あったそうです。

くそー、世界初じゃないんだ。
悔しい。


ところで、尿膜管がんの
手術も行ったため私は、
3か月に一度、膀胱鏡での検査を受けます。



ここから先は、
食事中の方、
その種の表現がキライな方は、
読むことを勧めません。

食事が食べられなくなっても、
私に賠償する術は、ありません。

ただ、女性の方で、
食事が、喉を通らなくなった方には
私に直接、ご連絡いただければ
特別に食事を
ご馳走させて
いただくこともございます。

さて、膀胱鏡のお話。


今日は泌尿器科で膀胱鏡検査だった。

膀胱鏡とは、おちんちんの先から
CCDを入れられて膀胱の中に
悪いモノができてないかを
見ることである。

これまで、何度も受けてきたが
慣れることはない。

めちゃくちゃ痛いわけではない。

ちょっとだけ痛い。

が、恐怖感はシャレにならん。

これまで、記述したように
おちんちんの先から
何かを入れられる系の、
(プレイではなくて)
処置をいろいろ受けてきた。

いつも、心の中に敗北感が生じる。

せつない。




部屋に入る。

看護師さんが

「カギ、閉めときますねえ」

「逃げられないじゃん。」と私。

この辺は、余裕(のふり)である。

股が切れた紙のズボンみたいなの、をはく。

(40㎝ぐらい。
はいても隠れるのは足だけ。
おちんちんは、ぶらんぶらん。)

いつも、
はく意味はあるのだろうか?
と考える。

「椅子に座ってください」
と看護師さんに言われる。

自分好みの看護師さんだと、より
せつない。

看護師さんが、何かのボタンをおす。

ウイーンって椅子が動いて、
あられもないポーズになる。

(女性蔑視だと取られると、
私は女性が大好きなので
非常にキツイのですが
他に表現が浮かばないので)

出産ポーズを取らされます。

「すぐ、先生が来ますからねえ」

やや、すると
先生が来て

「ちょっと、痛いですよ」

心の中で先生に
「優しくしてね」
って思う。

おちんちんの先から、注射器で
表面麻酔(キシロカインゼリー)を入れられる。

今日はこれが結構、痛かった(涙)

優しくして、って(心の中で)言ったのに・・・。

ゼリーが逃げないように
おちんちんの先を
輪ゴムみたいなので、固定する。

10分待つ。

この時間、葛藤する。

逃げたい。
早く終わってほしい。
永遠に来ないで・・・。

チン。

ガラっ、
センセが入ってくる。

始まる。

「じゃあ、始めますね。
カメラ入りまーす。
ここ、気持ち悪いですよーーー。」

私は歯を食いしばって
(変な)声が漏れないように我慢する。

「あー、なかなかきれいな膀胱ですねーーー。
大目玉さん。見ますか?」


膀胱の正常な状態に関する知識はないので、
見てもわからないこと。
身体をできるだけ、動かしたくないこと。
とにかく私には今、そんな余裕はないこと。
そもそも、きれいな膀胱ってなんだよ(怒)。

などを2秒ぐらいの間に頭の中で考え
センセに伝えたいが

私が答えるのは

「いや、いいです。」(完全に敗北中)

センセが

「もう、終わりますからねえ」

(頼む、早くしてくれ。←心の声)

「あ、でも、ここも見とこう」

(そんな、サービスいらん。←心の声)

「じゃあ、終わりますねえ。
ここ気持ち悪いですよー。」

(歯を食いしばる)

戦いは終わった。

この間、2分。

今日も敗けた。

終わったあと、診察室に呼ばれ

膀胱の中の写真を見せられた。

きれいな肌色だった。

私が見ても、わかった。


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