私は日本人男性として、
自らが死にたくないと、考えることを恥じる。

かつて日本人先輩諸氏は、
国家の為、あるいは、愛する家族の為、
自らの死を賭して戦ってきた。

その結果として、
日本国が現在の地位に、在るものと思う。

有史以来、
食料自給率が100%に満たず、
資源のない国で先進国に名を連ねたのは、
英国、イスラエル、日本の三カ国。

英国は武力を使った植民地での搾取により、
イスラエルは
世界中に(とりわけアメリカに)
散らばったユダヤ人の
金融力により、先進国となった。

私は日本人であることを誇りに思う。

それゆえに、自らが
死にたくないと考えることを恥じる。

がんに侵されていることがわかり
余命3ヶ月と言われた時、
上のように考えると同時に

この世を去るのは残念だが、
じたばた見苦しい行動だけは、
すまいと思った。

その考えを撤回させ、
私に闘病させる意志を持たせた人がいる。

もちろん両親、友人、
また、治療に関わった医師、看護師を
はじめとする医療関係者の皆様には、
深い感謝の念を抱いている。

ただ、妻と二人の友人には、
一段深い感謝の念を抱いている。


彼らのおかげで私には、
闘病する意欲が湧いた。

彼らのせいで、

じたばたすることになった。

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