「家猫が脱走して帰ってこない」とご相談を受けたのは、確か1/24日ぐらいだったと思う。一年で一番寒さが厳しい時期だったので、一刻を争うと思った。

 

飼い主さんは整形外科に通院中で、探し回るのに苦労されているご様子だった。ただピンポイントで効率よく動かれていて、ポスターを貼らせてもらった動物病院の看護師さんが、その日に捕獲器を届けてくれたそうで、すでに設置済みとお聞きする。

 

猫砂を庭に少しまくことと、設置した捕獲器に猫ちゃんが使用している毛布などを掛けるようにアドバイスする。

 

脱走猫ちゃんは8か月の黒猫とお聞きする。保護された経緯をお聞きすると、思い当たる記憶がある

 

「もしかしたら!!!!8月にボランティアさんたちが必死で探していた子猫ではないか」と。。。。

 

翌日、ボランティアさんたちが動いてくれて、捕獲器の追加設置行ってくれた。飼い主さんと話をされて、保護された時期、月齢、しっぽの形のすべてが一致し、探していた子猫に間違いないということでした。

 

そして翌日の夜に、ボランティアさんから捕獲器に入ったとの知らせを受けました。

 

保護するまでに飼い主さんの心配でたまらない気持ちは痛いほど伝わってきました。

 

そしてボランティアさんたちがずっと心配していた子猫。思いがけない形でしたが、子猫が幸せをつかんだことを知り、なによりのギフトとなりました。