妻に引きずり込まれた、気の毒な夫の休日。

まぁ、猫は大好きなんですけどね。

 

ある土曜日の午前10時30分。

行きつけの動物病院近くで、徹夜明け仕事の私をピックアップ。私は仕事でやらかしてしまったことがあり、肉体的にも精神的にもズタボロ状態だった。

 

すでに夫は、不妊手術のため二匹を動物病院へ預け、一匹の血液検査と検便を済ませていた。結果を聞くと両方とも問題はなかったと言う。

 

その上、家を出る前に多頭数いる保護猫のご飯とトイレ掃除を済ませている。

 

夫にこの後の予定を聞くと、帰宅後、一息ついたらトライアルのため30分~40分かかるお家にお届けに伺うと言う。

 

そして、その後は緊急入院される方の飼い猫を保護しに向かうとのこと。

 

「なかなかハードスケジュールじゃないの」と言うと、「そうなんだよ」と言う。

 

土曜日の午前中、結構渋滞していて家までの時間がかかるなぁと思う。

 

帰宅後、すくに私はダウンし横になる。

物音で目が覚めたら、もう外は真っ暗だった。

 

手術を終えた猫を夫がゲージに移していた。

隣のケージには緊急保護した飼い猫の三毛ちゃんがいた。

 

私が寝ている間にすっかりボランティア活動を終えた夫。

気の毒に、夫の休日はあっという間に終わってしまった。