新年度が始まり当会はどうぶつ基金の「無料チケット」を使って、7月までに70匹程度のTNR活動を予定しています。会員はそれぞれ役割がありますが、捕獲を主に担当するKさんとSさんの負担は大きくなります。会としてのサポートと市民の方々・個人の猫ボラさんの協力をいただきながら期日までに何とか無事に終わらせたいと考えています。

70匹の内、60匹は行政枠でいただく「無料チケット」で行い、残り10匹は一般枠で申請し、配布が決まった5月分の「無料チケット」を使い、隣町で活動予定です。昨年から当会で市との境にいた野良猫をTNRしてきましたが、町内の野良猫に不妊手術は全く行われておらず手付かずの状態です。TNR活動に賛同し協力してくれる町民の方々と一緒に行いますが、10匹で済むはずもなく、こちらの頭数によっては数がまだまだ増えるかもしれません。

先日どうぶつ基金の佐上理事長と電話で話をさせていただきました。
どうぶつ基金あっての活動でただただ感謝申し上げるしかないのですが、行政枠・申請担当者に対して佐上さんから「迅速で誠実・真摯な姿勢」と高評価をしていただいて、ちょっと耳を疑ってしまいました。でもそのような評価をしていただけるのは大変いいことで、喜ばしいことと思いました。近隣の市でどうぶつ基金・行政枠の申請が続いていますが、佐上さんは「西多摩地区のすべてが行政枠に申請して欲しい」と考えているそうです。

東京都でも23区に比べて野良猫の対策が明らかに遅れている西多摩地区ですが、佐上さんからの発言は大変心強く感じました。どうぶつ基金が掲げている、東京オリンピックまで殺処分0。東京都はなんとしても達成したいですね。オリンビックの開催地と動物愛護はセットで世界中にニュースとして流れます。愛護センターでの殺処分は安楽死と言えるものではなく、ナチスがユダヤ人を虐殺したガス室を連想させて、野蛮で文化程度の低い国との発信をされかねません。

昨年、埼玉県知事が殺処分0を宣言されましたが、都知事にもぜひ殺処分0の発言をしていただきたいと思います。そのような働きかけをしている団体もあるようなので、積極的な協力を考えていきたいと思います。