先日、同じ会のKさんが見守っている野良猫にご飯を上げていたら、通りがかりの中学生と思われる男子に「ここで野良猫に餌を上げてはいけない」と注意されてしまい、自分の活動について説明しようと呼び止めたら、走り去ってしまったとか。

Kさんは中学生に言われたことで、軽くショックだったようですが「その子のお家の教育方針なのね」という話になったところで、1月にお亡くなりになった料理研究家・小林カツ代さんのインタビュー記事を思い出しました。
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「子供たちが拾ってくる生き物は、すべて受け入れること」子育ての時、決心した。
実際子供たちは次々と猫を拾ってきて、名前を思い浮かぶ猫だけで60匹。
つらい思いもいっぱいしたが、一生忘れないすてきな思い出もたくさん。
カツ代さん不在の時、引き受けた犬の具合が悪くなった。スタッフと当時中学生だった子供たちとで病院へ連れていく車の中で、犬が吐きそうになった。スタッフの車だから汚しちゃ大変と、子供たちが手で受け止めて、その始末をした。「もう僕たち子育てしても赤ちゃんのウンチなんてへっちゃら。両手でゲロうけたんだもの」と言ったとか。
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「子供も猫も飢える社会であってはいけない」という信念も持ち主で、動物愛護活動にも力を尽くし、CMの仕事を引き受けたのは、そのためだったとか。
自分で作った料理を「なんて美味しいんでしょう!」と言うところが好きでした。
以前の住まいの最寄駅で、何度かお見かけしましたが、テレビのままのエネルギッシュな感じでとてもステキでした。

カツ代さんのご冥福と息子のケンタロウさんの一日でも早いご回復と復帰を心からお祈りいたします。