一般枠と行政枠、どちらも同じどうぶつ基金の「さくら猫無料不妊手術事業」の助成を受けてのTNR活動ですが、その意味合いは全く違っています。

行政枠は青梅市公認の活動になり、決められた一連の手順を踏まなければいけません。
行う場所では、土地の所有者や管理者の許可を得て、周辺住民には問い合わせ先に「青梅市環境政策課」と書かれたTNR活動の告知のチラシを配り、周知と理解をお願いします。

この告知のチラシを配る理由として環境政策課からは、「万一、家猫を手術してしまい、市民から苦情がくるのが一番困る」ということでした。
それはもっともな話ですが、繁殖場所では餌やりさんに話を聞き、周辺をリサーチして、情報収集してから活動に入っているので、その心配はあまり現実的ではないように思います。
それよりもこのチラシをご覧になった市民の皆様が、「公共性のある、有意義な活動」であるという認識をされることに大きな意義があると感じます。

今回、仕事を持ちながら、毎日ある場所で、猫の見守りの活動をされているSさんご夫婦にも行政枠でのTNR活動に加わっていただきました。
趣旨をよく理解し、一連の手順を踏んで、地域住民とコミュニケーションをとりながら進めています。今後、青梅のボランティアのお手本になると思いますので、ぜひ活動のブログを読んでみてください。

→美猫mischaさんのブログ

Sさんもおっしゃっていますが、この手順を踏むのは結構面倒なことですが、猫の苦手な方にも受け入れていただき、地域猫として安心して暮らせるようになれるんですね。