先日、ネット通販詐欺にひっかかってしまいました。
そこまで大きい金額ではないのですが小さくもない金額なのでいろいろ立ち回ってみたのですが、お金は戻ってきませんでした。
もし偶然犯人と遭遇できたりしたら、本人と家族の四肢の指を全部切断して口を縫い付けて餓死させてやろうと思うくらいには憎んでます。
それはそうと詐欺っぽいなと思った後、どういう経緯で行動したかを書いておきます。
もしかしたら詐欺被害に遭った人の参考になるかも。
入金に対してなんの反応もないまま一週間たって、さすがにこれは詐欺だなと思いました。
そこで以下の順番で行動しました。
①地元の(市の)消費生活センターに連絡(平日日中のみ)
→ここはその後どんな行動とったらいいかを教えてくれるのみなので、その後の行動がわかってれば連絡しなくていいかも。
②振り込んだ先の銀行の振り込め詐欺救済法照会ダイヤルに連絡(平日日中のみ)
→ここで要注意なのは、自分の銀行ではなく、振り込んだ先の銀行です。
※これは銀行振込の場合で、クレジットカード払いの場合やクレジットカード会社に連絡だと思う。
③銀行に詐欺口座の情報(支店・口座番号・名義人)を伝えて、調べてもらう。
→私の場合はここで、他の人の連絡か何かですでにこの口座が詐欺口座として凍結されていることを知りました。
→この場合口座にお金が残ってれば戻ってくることもあるのですが、すでに持ち逃げされた後でした。
④地元の(市の)警察署に連絡(平日日中に連絡した)
→振り込め詐欺被害に遭ったと伝え、刑事課にまわしてもらった。
※ネット通販詐欺は、振り込め詐欺と同じ扱いになるそうです。
→時系列順に、
「何月何日の何時に」
「どこで」
「どんな被害に遭ったか」
を伝えました。
⑤地元の(市の)警察署に行く
→メールとSMSのやりとりが残っており、詐欺サイトがまだ生きているので、今後の被害が減るように情報提供しに行きました。
→ただ犯人側の身元がはっきりしないので、被害届とまではいきませんでした。おそらく管轄の警察本部のサイバー課に情報が行く程度でしょうが、まぁ何もしないよりはいいでしょう。
とまぁこんな感じの流れでした。
お金は戻ってきたらラッキー程度に思ってたので、戻ってこないのはそりゃそーだよなと思いましたが、犯人の指切り落としてやりたいですね。
ちなみに刑事課のおじさんはあんまりネットや機械には詳しくなさそうでしたが人当たりはよかったです。
刑事課の人ってもっと怖い人かと思ってましたが、交通課の若い兄ちゃんよりずっと対応良かった。
上でも書きましたが詐欺サイトまだ生きてるので、↓のサイトを見かけたら絶対にお金を振り込まないでください。
ちなみに今もまだやってるのか、偽装注文して確認してやろうと思い、ダミーアドレスを作ってめちゃくちゃな情報でめちゃくちゃな数注文してみましたが、普通に注文受け付けました、とメールが返ってきました。
電話番号に数字じゃないものを入力しても通ったので、なるほどこれも詐欺かどうかを確認する一つの指標になるなと思いました。
会社概要ページのメールアドレスが変わっていたので、おそらく口座と紐づけしてメアドを変えていってるのでしょうね。
どうも日本人は犯罪で口座を凍結されると何十年か口座を作れなくなるらしいのですが、外国人にはそれが適用にならないらしく、在留してた人が帰国する時に口座を作って犯罪組織に売ったりしてるらしいです(警察談)
偽装注文しまくって都度都度口座の情報を銀行に流して凍結させまくったらそのうち口座の在庫なくなるんじゃないかな。
偽装注文するにあたってこちらの個人情報が漏れないようにするため、どうやって偽装するかを調べていく中で、犯人側の身元偽装手段がわかってきました。
少なくともメールアドレスは捨てアドというものを簡単にいくらでも作れてしまうので、信用には値しないということと、住所も適当に架空の住所をそれっぽく作れるなーということですね。
メジャーじゃないドメインのアドレスは信用しちゃだめですね。
この方法を使うと、身元を明かさずに詐欺や嫌がらせができるのかーと思いました。
おそらくIP調べればある程度特定できるんでしょうが、それも完全にわかるケースとそうでないケースとあるようで、そこまでいくとプロの力を借りねばならなくなりそうです。
ただふと思ったのが、詐欺サイトは嫌がらせされても自分が犯罪者だから警察頼れないのでは? ということですね。
twitterとかで誰かに嫌がらせとか名誉棄損とかしてる人は、逆に自分がそれをやられたときにまず自分の罪を明かさないことには誰にも助けを求められないということになるよなーと。
クリーンであるということは強みなのだなと思いました。
今回の詐欺サイト、よくよく見れば怪しいところがてんこもりだったんですが、そのころ私はとても疲れていて、正常な判断能力が無く、何かを調べたり確かめたりする精神力が足りてませんでした。
少なくとも以下はわかりやすい詐欺サイトの要素なので、これに一個でも該当したらスルー推奨です。
①マイページに行くためのボタンが無い
②問い合わせ先のメアドのドメインが見慣れない
③注文個数が在庫無視でいくつでも入力できる
余力があれば確実に詐欺か判断できる要素が以下です。
④住所を調べてみてどこにも該当しない
⑤注文画面やアカウント登録画面で、電話番号や郵便番号に数字以外を入力してエラーにならない
振込先が個人名とか外国人名だと怪しいっていうのはあちこちのサイトで見かけるんですが、個人事業主だと振込先個人名だったりするし、私は会社に外国人がいっぱいいるのでそれのみで怪しいとは判断できませんでした。
ただまぁ、中国人名・ベトナム人名は怪しんでもよさそうです。
こういうとき、外国人が悪いって思うと脳が楽ですが、そうではなく、どこの国の人間にも悪人はいるので、人種ではなく個人に対して「こいつは悪人かどうか」を見る意識が必要なんだなと思いました。
善良じゃない日本人だってごまんといますからね。
そして総合的にこういった詐欺を回避するために重要なことは一つです。
疲れてるときと時間がないときは買い物をしない。
知識と経験があってもそれを運用する自分がポンコツじゃ自分も守れないんだなということを学びました。