性別系のこと最近全然書いてませんでしたね。
だからというわけでもないですが、元々このブログの主旨だったホルモンやめたMTFのことを書きます。
さて、ホルモン注射をやめて4年くらい経ちました。
悪あがきのようにエストロジェルは塗ってますが、効果はあまり実感できていません。
たぶん男性ホルモンに相殺されているのでしょう。
エストラーナテープの方が効果あるんですよねぇ、でもかぶれるんであまり好きじゃない。
おそらくですが、体内のホルモン拮抗度合いで勝った方の性ホルモンの特徴が体に出るのでしょう。
外部投与された女性ホルモンはまず分泌される男性ホルモンを駆逐して、そこからが始まりなのかと。
なので男性ホルモンが多いとちょっとやそっと女性ホルモンいれたくらいじゃ効果が出るラインに来る前に相殺されてしまうのでしょう。
ある意味それは正常なんですけどね。
性別変えるって体に超異常をきたさせるわけですから。
転職したあたりから性欲とかが復活してきたとは書きましたが、それに伴ってなのか体が男性化してしました。
しかも割と急激に。
一番顕著だったのが、体毛と皮膚。
皮膚科で何十万もかけて永久脱毛したヒゲやら脇毛やらがわずかに蘇ってきたんですよ。
部分的にって感じなんですが5000%必要ないのでまた必ずや駆逐してやる。
そしてニキビがめちゃくちゃ増えました。
あと肌荒れがひどい。
肌の色もくすんだというか、透明感がなくなりましたね。
そして脂です、皮脂が半端じゃなく増えました。
揚げ物と友達になれそうなくらいテカテカです。
汗もすごくかくようになったんですがこれは単純に今年の夏が暑いからかもしれません。
ここまで変わるか? ってくらい急激に変化しました。
ただ、体型に関してはまったく変化なしです。
胸もそのまま、元々大きかったお尻はまったくサイズダウンせず、太もももむちむちです。
シルエットや後ろ姿だけなら女で通せる自信があります。
それにしても謎なのが、変化が始まったのがホルモンをやめたタイミングではなく転職したタイミングだということです。
外的要因(投与するホルモン量)ではなく、内的要因(自己認識、抑圧の度合いなど)で自分の体が変わるのであれば、ホルモン投与よりも自己暗示の方が効果的、ということになります。
もしくはその両方がそろってようやく効果が表出する、ということかもしれませんが、とにかく外的要因だけでは肉体は変わらないようです。
人によるとは思いますが、私はけっこう思い込みが強い部類なので、顕著だったのかもしれません。
でも前の職場ではずっとメンズの服装で、今の職場ではほぼレディスの服装なのに、今の方が男性ホルモン強いってどういうこっちゃって感じですけどね。
ただ、良い点もあります。
とても意欲的で行動的になりました。
感情の起伏が戻ってきた……わけではないですね、情緒が戻ってきた気がします。
まぁこれも環境の変化のおかげで、ホルモンによるものではないかもしれませんが。
でも活動性と男性ホルモンは密接だと思いますね。
それにくっついてくる性欲ってのが厄介です。
私は女性が性愛の対象なので、男性ホルモン優位っぽくなってから、女性を見る目が昔みたいになってきました。
好みかどうか、っていう目線で見るようになってきちゃって、ちょっとヤだなと思ってます。
女性ホルモン優位なときは、性欲自体が全然なくなって、セックスもめんどくさいって感じだったんで女性を性の対象として見ることがなくなってたんですよ。
その分BLにめっちゃ傾倒してました(笑)
BL好きは今でも継続してるので、BL好きの女好きってことですね。
性欲は本当に扱いが難しい。
男性側の性欲と女性側の性欲の質が全然違うし、そもそもこれ恋愛感情とまったく関係ないし、愛情云々はもっともっと関係ないってことがわかりました。
むしろ愛情を育むのに性欲は邪魔でしかないのでは。
男性側の性欲からすると、パートナー以外とセックスしてはいけないっていう既存のルールは「一生白米だけ食ってろ」ってのと似てると思います。
逆に女性側の性欲(あまりない状態)からすると、体を求められることについては「めんどくせぇから自炊しろ」って感じだと思います。
ぶっちゃけ双方共に無茶苦茶だと思うんですよね。
性欲が無ければ楽なのになぁと切実に思います。
けっこうしんどいので超低用量ピルとかで女性ホルモンの摂取をもう一回始めようかなというのはちょっと考えてます。
女性のことを性の対象として見るのって、MTFとしてどうなんですかね、なんかとても「女性らしくない」と思うんですが、それはそれでレズビアンの人達に対して失礼なんでしょうか。
というか、MTFは女性が好きでもレズビアンにはなれないと思ってますけどね、私は。
あくまでも女性が好きなMTFであり、それ以外にはなれませんからね。
うーむ、とりあえず脱毛だな。