アメリカの最高裁判所が中絶の権利を認めないという判決を出しましたね。
んー、なんというか、えらく逆行というか、退行というか、劣化しましたねアメリカ。
多様性(笑)って感じですな。
侵略と移民で構成されてる国なのに多様性捨てるんかぁ……
私は子供は産めませんし、作れませんし、欲しくもないので完全なる部外者としての見地ですが、この決定に関してあまり取りざたされてない大事な要素があるよなぁ、と思いました。
私はそこが大変気になるんですが、そこが気にならないというかあまり話題に上がらないというあたり、人類がもう終わってきてるなっていう感じがします。
同性婚の記事でも書きましたが、中絶を禁止することの意味と意図がまったくわからないんですよ。
誰に何のメリットがあるのか?
私にはデメリットしか見えないので、なぜこんな決断がされて、それを支持する人がいるのかまったく理解できない。
中絶がダメな理由がまったくわからない。
まぁ、前提として、産む気がないなら作らない、というのは当然ですが、できちゃったとしてもいらないなら産むなよ、と私は思うんですよ。
望まない妊娠の原因はいろいろあるでしょうが、望まない出産は避けれるなら避けた方がいいですよね。
なので中絶という選択肢があるというのは重要だし、むしろあって当然だと思います。
子供を産むなんていう重大事の選択権が女性側にないというのは完膚なきまでに男尊女卑かと。
少子化だから、というのは中絶禁止の理由としては不適格です。
望まれずに生まれた子供が健全で健康に育つことはおそらく稀でしょう。
そんな不幸な子供たちに次代を任せるのが正しいというなら、そのような種族は滅んだ方がいいです。
望んで産んだって難しいんだから。
宗教上の理由、というのは理由としては最も愚かなものだと思います。
何かを禁止・否定・強要する宗教は、もはや他人を操作するためのただの道具です。
汚れるから○○を食べてはいけないとか、悪魔がどうとか罪がどうとか、それ他人に教唆するのどうよ、って私は思いますね。
同性愛は罪とか、中絶は罪とか、そういうどっかの男根主義者が考えそうな独善的で視野狭窄な縛りをさも正しいみたいに語る人は、控えめに言って狂人です。
それただのおまえの好みの問題だろ、と誰も突っ込まなかったんですかね。
そうそう、私が思う大事な要素が取りざたされてないっていう話ですが、ニュースやコメント見ると、女性の権利についてはものすごくいっぱい見かけます。
なんですが、生まれてくる子供についてはあまり発言を見かけないんですよね。
中絶禁止ってことは、望まれずに生まれてくる子供も産め! ってことじゃないですか。
それほぼ確実に殺すか虐待に行きますよね。
出産とかに縁のない私ですらそんなことあっさりわかるんですが、中絶禁止をOKした人とか中絶禁止いいね! ってしてる人はそんなこともわからんのでしょうか。
脳に欠陥でもあるのでは……
例えばレイプしてきたクズの子供を産んで育てなきゃいけない事例が発生しますよね、それはOKってことなんですよね。
それがOKって、5000%無責任な男の視点でしかないですよね。
つまり女性の中絶に関する権利を、男が決めてるんですよ。
産みもしない男が決めてるんですよ!
男根主義もここまで低俗さを極めたか、という感じですね。
生まれた子供が、自分は生きることを望まれてない、生まれてこなければよかった、と思うことについて思慮が及ばないというのは、どういう原理なんですかね、相当育ちが悪いのでしょうな。
正直この決断はかなり時代に逆行していると私は感じています。
なんというか、男がまた自分たちに権利と権力を集めて、女性と子供とマイノリティを弾圧しようとしているという空気を感じます。
おそらく、自分たちが今まで通り無法者でいられなくなったから、暴力的手段で黙らせに来た、という感じなのでしょう。
さすがアメリカですね(皮肉)
まぁアメリカに限らずポーランドもだいぶ腐ってますし、そもそも中絶禁止とか同性愛禁止とか女性は布かぶらなきゃいけないとかそういう縛りを強要する宗教を是としている国は低俗だなぁと思います、私はね。
というか、もっと根本的なところでいえば、男という生命体がもうなんか残念過ぎるなって感じですね。
自分も含めてですけどね。