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ウィル・スミスの平手打ちの件がけっこう波及してるみたいですね。
ニュース記事でよく見かけるんですが、意外なことに欧米ではウィル・スミスのに批判的な人が多く、クリス・ロックのジョークに寛容な人が多いみたいですね。
しかもクリス・ロックのショーのチケットが高騰してるとか。
正直理解できない。
価値観の違いというヤツなんでしょうが、ここまで違うとは驚きです。
一番理解できないのが、ウィル・スミスに批判的な理由。
暴力は絶対的な悪であるからウィル・スミスが問答無用で悪いというもの。
……銃売ってて核持っててこないだまで戦争してた国の連中が、暴力はいけない、と?
欧米の欧はどこを指してるのかよくわからないので米に限りますが、暴力の見本市みたいな国の人たちが「暴力はよくない」って、麻薬中毒者が「クスリ、ダメ絶対」って言うのと同じレベルの妄言だと思うのは私だけではないでしょう。
仮にこれが、暴力を保持しているからこそ暴力の危険性を知っており暴力に否定的、だというならそれは納得です。
が、これはクリス・ロックの言葉の暴力がまったく見えてないということになりますよね。
ウィル・スミスの物理的暴力は「暴力」で、クリス・ロックの言葉の暴力は「ジョーク」と認識しているということでしょう。
アメリカでは、公の場で他人の容姿を揶揄することは笑えるからいい、ということなんですね。
さすが差別大国アメリカ、下劣さも世界トップクラスですね。
ウィル・スミスが壇上に上がった時点で誰も止める人がいなかったのが残念、あのジョークを誰もその場で非難しなかったのが残念という意見もあり、それは確かにそうかも、と思いました。
あと、ウィル・スミスが物理的暴力を行使したことで、クリス・ロックのジョークの下劣さが平手のインパクトでかすんでしまった、という意見もあり、これも納得でした。
じゃぁどうしたらよかったんだろう? と考えてみたんですが、あのジョークに対して、ウィル・スミスは妻を連れて出ていけばよかったのでは? と思いました。
私はただの一市民なので全然ウィル・スミスの立場になった考えではないと思いますが「妻を侮辱するようなやつがプレゼンターをやっている賞なんかいらない」と言って去れば、もっとインパクトがあっただろうなと思います。
いずれにしろ、先に攻撃を仕掛けたクリス・ロックが擁護されて、やられたからやり返したウィル・スミスが非難されるというのは、日本人にはしっくりこない評価ですね。
容姿差別も多い国ですし、少なくとも私には理解できない価値観を基準にしているようです、アメリカは。
まぁアメリカとひとくくりにしてしまうのもどうか、という話ですが……でも暴力はダメだと言うならまずその銃を捨てろと思いました。
矛盾してても気にしないくらいの厚顔無恥さがないと、相対的な強者にはなれないということなのですかね。
アメリカ人の感覚はよくわかんないですねぇ……