苦渋の決断 | 『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

 体育教師がスキーでの事故をきっかけに、人生も人生観も大きく変わりました。今を自分らしく幸せに生きるためのヒントを普段の生活の中から紹介していきます。

苦渋の決断 

友人の中学校の校長先生に
「この新型コロナの中、1学期お疲れさん」
と連絡をしたら

その「ありがとう」の声に元気がなく
「どうした・・・ 調子悪いのか・・・」

実は中学3年生の修学旅行が中止になり
終業式後にその話を3年生だけ残した・・・と

感情を表に出さずに黙って聞いていた
3年生の子どもたちの姿が本当に辛かった・・・と

3年生の先生方が
「自分たちが子どもと親のフォローはしますから」
と言ってくれたんだよ・・・
と電話口で泣いていた友人

この状況では仕方がない苦渋の決断でありながらも
でも本当に悔しかったんだと思います

6月から学校がはじまり、授業のやりくりをしながら
子どもたちも先生方も、我慢して頑張って
少しでも楽しいことつくりだしここまでやってきて

体育祭もできず、3年生は部活の夏の大会も中止になり
ここで修学旅行までも・・・

「子どもたちから「なんだ、またかよ~」
 の声が出てもおかしくないんだよ
 うちの子たち良い子過ぎるんだよ・・・」と友人

学校がはじまってからの校長のお前や先生方の
気もちや立場が3年生分かっているからじゃないの・・・

子どもたちや先生方から慕われ、理解され、応援される
リーダーなのか、それとも・・・

どこかの国のリーダーとは大違い・・・

「子どもたちに辛かった、悲しい思い出だけの残る
 中学校生活にしないよう夏休み、先生と考えるよっ」と

少しは休めよ・・・

ニュースでは経済活動、自粛要請のことしか流れませんが
子どもたちと本気で向き合い、新型コロナ闘っている
こんな校長先生や学校の先生方が全国に今
たくさんいるんです

子どもたちのために親として大人として
先生方をこれからもできることで
応援したいと思っています

先生方、ありがとうございます
夏休み、休んでくださいね
そして子どもたちよろしくお願いします

感謝を込めて