大切な友人家族のお見舞のはずが | 『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

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 体育教師がスキーでの事故をきっかけに、人生も人生観も大きく変わりました。今を自分らしく幸せに生きるためのヒントを普段の生活の中から紹介していきます。

大切な友人家族のお見舞のはずが

9年前、お姉さんから
「弟が事故にあいに車椅子になるかもしれません
 家族としてどうしたら・・・」

それからお付き合いが続き
長崎で仕事があるたびに一緒にご飯を食べる仲になった
諫早市の友人家族

昨年6月に来た時は弟くん、仕事が忙しくて
会えませんでしたが、車椅子の生活になりながらも
頑張っている彼が本当に嬉しかったんです

そうしたら先日、お姉さんから
「弟が車いすで転んで両足を骨折して入院しました」
と連絡があり「あちゃ~・・・」

一番の問題は下半身の麻痺があるため
痛みを感じないことにより自分で
どこまで足に負荷をかけていいかが分からないこと

やはりお医者さんから車椅子に乗るまで
1ヵ月以上ベットで安静を告げられたそうです
私も経験がありますが
頭と上半身が健康なだけに食事もトイレも
ベットにくぎ付けは本当につらいんです

お見舞いに行く約束をしていて
ちょうど本当は今日が諫早市の小学校で講演だったので
それに合わせていく予定が当然、講演は中止
お姉さんからも無理しないでください
の連絡はもらったのですが、弟くんに会いたくって

そうしたらお姉さんから
「弟、腰塚さんに会うために外泊届出そうと
 思っていたのですが、自宅での安静を条件に
 退院しちゃいました!!」の連絡

あら~無理してない?!・・・
でもドクターがOK出したなら、大丈夫か

そして弟くんに会うと
「腰塚さん、前からの約束だったから
 今日は俺がおごりますよ!!」って

お母さんからは「自分が外で食べたかっただけでしょ」って

元気そうな彼の顔にホッとしましたし
自爆事故とはいえ良く乗り越えました
でも2回同じ失敗はダメですよ
学びましょう・・・

このご家族皆さんの凄いところは
度重なるピンチを「あの時は・・・」と
今、笑顔で話せるまで皆さんで乗り越えてきてること

そしてその中心はやっぱり愛なんです
愛あふれるご家族だから、一緒にいて居心地が良く
9年もお付き合いが続いています

今年もまた何度か会えますね
その日までお互い元気でご機嫌に
毎日を過ごしましょうね

楽しい夜をありがとう!
そしてごちそうさまでした
長崎諫早の友人家族、私の宝物です