レイの命日 | 『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

 体育教師がスキーでの事故をきっかけに、人生も人生観も大きく変わりました。今を自分らしく幸せに生きるためのヒントを普段の生活の中から紹介していきます。

レイの命日


ケガをしたとき私と妻を励まし癒してくれ
それから生まれた息子のお姉ちゃんになって面倒も見てくれ
13年間、一緒に暮らしたアメショウのレイが
亡くなって今日で1年です

ペットではなく家族の一員でした
家族の腕の中で息を引き取り
二度と目を開くことも、鳴くこともなくなりながらも
温もりのあった身体も時間と共に
死後硬直がはじまり冷たくなりました
そしてペット専用の火葬場でお別れをする際の係の人から
「良い顔して眠っていますね、猫ちゃん幸せでしたね」
の言葉に救われましたし、レイに感謝の気持ちでいっぱいでした

残ったお骨は本当に小さかったですし
「本当に死んじゃったんだね」の息子の言葉
「命、大事にして、毎日を大切に楽しく過ごさないとな」と
家族みんなで確認しました

そして、当分ペットはいいかな・・・と思っていたら
1ヶ月もしないうちに庭のウッドデッキの下から「ニャーニヤー」
そのうち庭で手のひらサイズの子猫が3匹遊び始めました

息子と奥さん、私に聞こえるように「あの女の子可愛いね」
私は聞いてないふり
でも思いは伝わってしまうのかその子猫だけ
家に入ってこようとするんです
そしてついに息子から「パパ~飼ってイイ」

お母さんから離すことへの責任ある行動を確認させ
やっぱり飼うことに・・・
名前は青森の友人が送ってくれたホタテの入れものが
最初寝床だったんで「ほたてちゃん」

レイも猫のくせしてとっても人間好きでした
ほたても人が好きでお客さんが来ると必ず顔を見せます
そのホタテも我が家に来てもうすぐ1年
レイとの生活を思い出しながら毎日楽しくやっています
また、野良ちゃんの野性味はこれがやっぱり猫だよね~と
驚くこといっぱいで、生きる力がレイとは全く違い
これがまた面白いんです
そして1年でここまで大きくなるか・・・
ってくらい成長しました

レイがほたてと会わせてくれました
またほたてから教えてもらうことは
余計な言葉はいいなさんニャンな、黙っていることも大切ニャン
そして自分のペース、リズムも大切ニャンって
大切な家族の一員です
レイ、ありがとう

今日は息子にせがまれ、家を6時に出て
「また」ネコ科の動物に会いに来ています
同じこと考えている人はやはりいっぱいいて
開門のゲートの私たちの前にすでに30台ほど車が・・・
さあ、ネコ科の動物に会えるのか・・・
そのことはまた明日

どっちにしてもせっかくの時間
命を喜ばせ楽しむだけです
感謝をこめて





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