公式戦初出場 「大田区教育大会 混合の部」 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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いよいよ公式戦デビューを飾りました。
結果は残念ながら最下位。
勝敗よりも、12人全員を試合に出せるかどうかを、ずっと考えながらベンチワークしていました。
2試合で12名を試合に出すというのは、けっこう難しいのですよ。サーブも打たせたいし、できるだけ長い間、コートに立たせてあげたいし。
しかも、勝ちたいし。
さすがにそれを全部叶えるのは、私でも無理でした。
勝つことだけを考えれば、メンバーチェンジをしないで、第1セットの先発メンバーでずっと試合すれば、たぶん勝てました。
しかし、12名全員出場は果たせましたので、応援の皆さんは、それで納得していただきたいとお願いします。

2試合してみて、初出場のチームは、これほど指導が大変だったのかと、あらためて分かりました。
しかも3,4年生が中心の下級生チームです。まだまだ判断力も育ってはいません。
試合前のキャプテンのサイン。公式練習も初体験。チームの整列、挨拶から、サーブオーダーの確認のための整列。メンバーチェンジのための動きなどなど、ずべてが初めての子供たち。どう動いてよいのか、分かっている子が一人もいないということが、監督にとって、これほどまでにハードなことだったのだと、28年ぶりに感じました。正直なところ、こうした動きを指導するだけで、疲れ切っていました。


試合結果
矢口 0{16-21、13-21}2 TMチーム
矢口 0{10-21、5-21}2 MGチーム

個人成績(背番号で表記します)
【サーブ成功率】チーム71.1%・・・合格は90%で、かなりマイナス
1位 7番、10番、6番 100%・・・合格
4位 2番、3番、5番 66.7%
7位 8番、11番 50%

【サービスエース率】チーム20%・・・合格は30%
1位 5番 41.7%・・・合格
2位 2番、3番 22.2%

【スパイク成功率】チーム42.9%・・・合格は80%で、課題が大きい
1位 3番 60%
あとのアタッカーはミスのみ。

この数字が示す通り、初の公式戦の洗礼を受けるかのように、子供たちの力は60%程度しか出すことができなかったと言えるでしょう。予想通りといえばそうなのですが、もう少し図太い神経をしていると思っていた私の認識不足でした。やはり、たった数回の対外練習試合を経験しているだけの我がチームは、本番でものすごい緊張状態。本来の力は出ませんでした。しかし、それもまた、とても良い経験になったとは思います。

成果もあったのですが、ここでは課題だけを書いておきます。

・すべての技術で基本がまったくできていないため、思うようにボールが動かない。
・体力トレーニングをしていないため、体(特に足)が動かない。
・きびしい練習をあえてしないで、楽しい練習をしてきたため、戦う心が育っていない。
・レギュラーを決めていないため、ポジションに応じた動きができない。
・チーム作りの練習をほとんどしていないため、バレーボールらしい、つながりのある動きができない。
・そもそも一人アンダーすら、1000回できる子がいない。(そこまで頑張りぬく子が、いまだに現れない)

もっともっとありますが、このくらいにしておきます。
もともとのチームのモチベーションが、「バレーボール教室」ということもありますので、これを辰巳ジャンプ流に練習し始めると、部員が半数に減るだろうと感じています。そのバランスが難しいです。新しい自分の指導方法を作り出すためには、様々なモチベーションの部員がいたとしても、全員参加、全員バレーをすることができるようなチーム作りをしていかなくてはならない。そうしないと、指導者としての自分自身の成長がないと感じています。


感染症が急拡大しています。
小学生バレーボールの試合では、集団感染が出たことはありませんが、今の感染拡大はこれまでとも違う状況です。くれぐれも無理をしないで練習に参加させてください。少しでも体調不良の様子が見られた場合は、遠慮なく休ませてください。