
以前からご案内の通り、矢口小学校では他者のことを「受け止める力」を高めるための取組を続けています。
今日は頼もしい6年生が、日頃から面倒を見ている1年生を連れて、多摩川台公園へ校外学習に行きました。
1年生にとっては、優しい6年生と一緒に活動することで、6年生の愛情をたっぷり感じられたら素敵です。
また、近い未来の良きモデルとして、6年生の一挙手一投足を心に刻んでくれると、ひとつの目標となるでしょう。
6年生には、まだまだ未熟な面がたくさんある1年生を、楽しませてあげたり、助けてあげたりすることで、小学校6年間の数々の出来事を思い出し、自分自身の成長に気付いてくれると素晴らしい日になります。
行きも帰りも、多摩川線の中では、誰一人しゃべらず、約束通りの態度で乗車できました。
時には、1年生同士で「シー」と注意し合うことができました。
6年生は、ハンドサインやアイコンタクトで意志疎通するハイレベルのコミュニケーション。さすがです。
また、小さい1年生を守るように、自分の身体につかまらせてあげる6年生男子の姿もありました。
公園に着き、全体指導を担任がしていますと、1年生から「6年生がしてくれたこと、涙が出ちゃう」という発言があるほど、6年生を心から信頼していることを感じさせます。
公園内の秋探しでも、1年生から担任教員に、「6年生がこう教えてくれた」「6年生がこんなことをしてくれて嬉しかった」という報告が次々ありました。
後半は、6年生が古墳展示室の見学をして、給食までには学校に戻る。
1年生は、1年生だけで「秋探しのふりかえり」をした後、お弁当を食べて、遊具広場でひと遊びして学校に帰るという1日になりました。
今日1日だけの校外での合同行動ではありますが、1年生にとっては6年生全員が「あこがれの存在」となったに違いありません。