私は試合中にせいいっぱい声を出したつもりだったが、最後にふりかえってみると、もっと大きな声を出せたかも・・・・・
もっとちがう言葉で言えたかもしれないと思うことがあった。
これこそ、悔いが残ったというべきだろう。
だれかがミスをした時、もっとちがう言葉で元気づけられていたら、同じミスをしなくてすんだかもしれないと思った。こう考えると、私はバレーボールを2年半くらいやっているが、まだまだ未熟者だ。キャプテンなのだから、これくらいやっていないとみんなから期待もされないし、頼りにもされなくなってしまう。そうはなりたくないから、自分なりの言葉でしゃべろうとしても、なかなかできなくてむずかしい。1人ではむりだから、副キャプテンのHちゃんの力もかりてやらなくてはいけない。でも、みんながかける声は、ドンマイドンマイ、1本カット、次決めるよ、サーブミスなくすよなど、いつも言っている言葉だ。私は毎回毎回同じ言葉をかけてしまったり、かけているすがたを見ていると、本当にこれでいいのかな?と思ってしまう。
HIBI、HIKA、AYAなど、いつもコートに入っている人が、一人一人ちがう言葉、元気づけられる言葉をかけていったら、ミスはぜったいにくりかえさない。みんながんばっているんだから、思うことはたくさんあると思う。でもなかなかそういうことはおこらない。なぜなら、これに気づいて実際にやっていないからだ。
私が第一人者となり、尊敬される人になる。でも、やろうと思ってすぐにできることではない。だから、日々の行い、努力などが必要になってくる。まず、これを続けてやるには紙に書き、どのようなことをミスした人に言い、ミスした自分に言い聞かせるかが重要なことだ。明日の試合には、みんなとちがう言葉をかけることに気をつけて、声かけ声出しをしようと思う。
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【副キャプテンの気づき】
私は、今日の試合で良かったことと反省することがありました。
まず、サーブです。
今日、ミスは2本におさえることができました。その理由は、Aちゃんが前の練習試合で、サーブを打つ時に相手のコートを見てから打っていたからサーブミスをしなかったと言っていたので、私もやってみました。そしたら、どこにサーブを打とうという目標ができて、とてもやりやすかったです。そして、相手のサーブの良い子のフォームを見て、ボールの青い所が集まっている所を下にして打っていることに気がつきました。
相手のコートを見ることと、ボールの青が集まっている所を下にして打つことと、打ったら手をふりきらないで止めることを心がけたら、サービスエースを取れるようになりました。
このように、相手から学ぶこともたくさんあることが分かりました。
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今の辰巳ジャンプは素晴らしい子どもたちに恵まれています。
一人一人が輝いています。
だからこそ、たった半年のうちに都大会をねらえるだけのチームに成長してきたのです。
現状では120%頑張っても支部10位以内に入ることは難しいですが、6年生のいないチームですから来年度が本番です。井上の分析では、1月の教育大会時点で、支部10位以内には入れると考えています。しかし都大会に出場できるチームは支部第7位までです。このあと一歩の壁を破るためには、何をしたらいいのか書いておきます。
(1)つまらないミスをなくすこと。そのためには基本練習で疲れ切るくらい真剣にやること。
(2)強いサーブで点を取れるようにすること。そのためにサーブ練習で自分を甘やかさないこと。
(3)スパイクの決定力をあげること。そのためにアタッカーは毎日300回、素振りをすること。
(4)ブロック力を高めること。そのためにブロックに跳んでいる子はジャンプ力をつけること。
(5)心をきたえること。そのために、毎日の学校の授業で積極的に発言し、その回数を記録すること。実はそれが自信につながるのです。
(6)「バレきち」になること。バレーボール狂になること。気が狂ったようにバレーボールのことを考えること。「一点突破、全面展開」という言葉があります。バレーボールという一点についてとことん考え、突破していく経験は、バレーボール以外のすべてのことを開いていける力となります。
(7)チームの目標や自分の目標を紙に書いて毎日読むこと。これをアファメーションといいます。
(8)バレーボールをできることに心から感謝すること。感謝の気持ちが自分を強くします。
(9)応援してくれる家族を毎日喜ばせること。良い娘であることが、君の可能性を開いていきます。
(10)監督である井上の指導を疑わないこと。井上の目的は教え子が幸せな人生を送ることにあります。そのためのパワーを試合に勝つ経験で充電したいと祈っています。
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