では、「レギュラー」とは何でしょうか?
ただ試合に出ることを「レギュラー」だと簡単に考えられても心の財産にはならないので、ひとつの考え方を教えることにしました。
「みんなはレギュラー、レギュラーというけれども、ではレギュラーとは何なのかを教えよう。これから話すことはすごく大事なことだから、しっかり覚えておくといいよ。」
そして教えたことは「人間には三種類ある」ということです。
「人間には、次の3種類の人がいるんだよ。」
(1)いてくれないと困る人
(2)いてもいなくてもいい人
(3)いない方がいい人
「自分の学校のクラスを見ても、こういうことは言えるよね。この子がいないとうちのクラスは困るという子もいるし、反対に、この子さえいなかったら良いクラスになるのに、という子もいるよね。」
「みんなが目指している『レギュラー』というのは、この中で(1)に当てはまる人です。この子が試合に出てくれないと困るという存在になればレギュラーです。(2)や(3)のような人は当然レギュラーにはなれません。誰からも“いてもらわないと困る人”だと思われるようになればレギュラーです。」
「会社でも同じことが言えるんだよ。この人は絶対にいてくれないと困るという(1)の人もいるけれども、(3)の『この人さえいなければ』という人もいます。みんなは『いてくれないと困る人』を目標にがんばろう。」
毎回の練習で、私がこれまでの人生で学んできた「人生訓」のようなものを子どもたちに伝えています。嬉しいことに、私が話したことを必ずノートに書いてくる子が多いのです。あと半年も指導していけば、私と子どもたちの関係はツーカーになりそうな気がします。
わたしにとって辰巳ジャンプの子どもたちは、かけがえのない、ありがたい存在です。
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